桜春霞桜

春は遠くの景色がまるで薄雲がかかったような景色になることがありますが、このような状態を「春霞(はるかすみ)」と呼びます。

霞(かすみ)とは、気象学的には明確な定義があるわけではなく、霧(きり)や靄(もや)などにより、ぼんやりと見える様を表し、また、黄砂や煙霧についても含まれています。

春霞(はるかすみ)は春になると、植物の蒸散が活発になるなど大気中の水蒸気の量が増え微細な水滴が空気中に漂い、気温差の大きい、風の弱い日に遠くの景色ががかすんで見えます。
また、春頃は低気圧が発達しながら本州付近を通過するため、それに伴って大陸から黄砂が飛来し、霞(かすみ)となる場合があります。

霞(かすみ)は昼間の呼び名で、夜は朧(おぼろ)と呼び名が変わります。

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霞は昼間、朧は夜右矢印覚えておきたいポイントです。季語では三春(春の間を通じて使える)

ちなみに秋には霞でなく霧というのだそうです。

 

 

昔々お数寄者の大きいお兄さんが茶杓の銘のお話のとき

「春霞」は漢字でなくひらがなで「春がすみ」と書いてもらうと良いよと仰いました。

そのわけは「春がすみ」なら「春が済み」だから夏にも使える花火

そんなことばかり茶事の稽古で教えていただいてました。

 

意識して集めたわけではないのに

紅雲庵には三振りの春霞茶杓があります。
 

 

桜の木で削られたのは表千家堀内家先代宗完宗匠の春かすみ。

茶の湯の尊敬する大きい宗匠のものです。

若いころ宗完宗匠の研究会、講義は内容より宗匠の佇まいを拝見するのが楽しみで嬉しくて妖精のようだわ~(失礼)とお見上げ申し上げておりました。

 

 

有楽流先代お家元織田宗澄先生

織田有楽斎の四男織田長政(大名)から続くお家柄の貴婦人でいらっしゃいました。

やはりカブト武家茶のお家元ですから堂々としてます。

箱の蓋がかぶせになっているのはお流のお好みなのでしょうか。

有楽流・第17代宗家(織田家当主としては16代目)当代の宗裕お家元に伺っておきましょう。

 

image

 

茶花の先生(表千家の先生でもいらっしゃいました)加藤淡斎先生の。

箱に昭和六一年とあるので1986年今から38年前のものですね。

筒には丙寅と十干十二支も書かれていて丙寅は1986年、間違いないです。

 

ついでに甲子(きのえね)から始まる十干十二支のデータもあげておきます。

 

 

今年はうさぎ癸卯うさぎですよ。

 

紅雲庵の茶杓は

クリップもともと当家にあったもの

クリップ削ってあげたよといただいたもの

クリップ先輩方からいただいたもの

クリップ道具屋さんでめぐりあったもの

様々な由来で集まっているのですが、やはり削った方を存じ上げているものは格別です。

 

中にはその季節の銘を持っていないので無理やり買っちゃったようなのも

まあ教室をしている以上「教材用」「お稽古用」としては必要なのでありますよね。

 

三振りの「春霞」は春の間教室に飾っておきますのでお稽古の折にご覧になって、

同じ銘の茶杓でも作者によって違うよね!とお楽しみください。

 

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