「早梅」

という銘の茶杓があります。

4月に呈茶をさせていただく大徳寺黄梅院の小林太玄ご老師の作。

 

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庵主は「はやうめ」と読んでいました。

利休さんから細川三斎にあてて書かれたという「早梅の文」

これは「はやうめのふみ」と読みますからね。

 

 

 

 

早咲きの梅を贈られてのお礼状、

日付は霜月二十八日

霜月は十一月、今年の旧暦十一月二十八日は新暦12月31日でした。

大晦日だったんですね~

当然、銘は「早梅の文」の意をくんでいるに違いない。

この「はやうめ」茶杓は使い時が難しい。また使い逃してしまった、と

眺めていて、ふと、

「そうばい?」って思ったんです。普通「そうばい」と読みますよね。

さっそく歳時記にあたってみたら

梅は春の季語ですが、「早梅」「寒梅」などは、晩冬の季語にあたります。ですって。

 

「早梅の文」からの「はやうめ」だと思えば文の時期(旧暦十一月末)に使う。

「早咲きの梅」の意味で「そうばい」と読めばその時期(晩冬=小寒から立春まで)に使う。

今年の小寒は新暦1月5日立春は2月4日

!!!ならば今使えるでしょう。旧正月あるいは立春までは冬ですものね。

そんな訳でさっそく1月24日からの茶杓は銘「そうばい」です。

 

なんでもかんでも銘の時期ぴったりに使わなくちゃいけないとは思いませんが、

どんな名品であっても時期がずれれば野暮なもの。

 

 

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今日のお稽古の主菓子は鶴薯蕷 川口屋製

器 中村道年

 

 

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