お正月が終わると次はお雛さまの季節。
今年の旧暦三月三日上巳の節供は3月26日、
紅雲庵では旧暦で節供をお祝いします。
昨年の古今雛飾り
内裏雛の並びは男雛が向かって右、女雛が向かって左です。
なぜならば
雛飾りは紫宸殿の縮模 (しゅくも 真似て小さく作ること)であるから。
紫宸殿は南向き。上の画像が紫宸殿、内裏の正殿です。桜は向かって右です。
「天子南面す」と言われるようにここにお庭を向いて座れば身体は南向きになり
左の手は東にあります。方角の西と東では東が優位ですね。
左近の桜 右近の橘
左近右近とは左近衛府と右近衛府の略で内裏の警固員みたいな人たち。
その警固員がそれぞれ陣を敷く目印が桜と橘。
俗に右大臣左大臣と呼ばれていますが大臣ではありません。武官です。
お爺さんの方が黒(あるいは地味な色)の闕腋袍(武官束帯)=左近衛中将(さこんのちゅうじょう)
若い方が緋の闕腋袍(武官束帯)=右近衛少将(うこんのしょうしょう)
少将と中将では中将が格上ですから当然、左近の中将が向かって右です。
三人官女は中央が最上位、向かって右がその次の位で長柄を持ち
左の官女は提子を持ちます。どちらか分からない場合は足を見てください。
先に出た足先が内側を向くように作られています。
このように紫宸殿のことはすべて天子さま目線で作られているので
自分が天子さまになった気持ちで左優位で荘っていけば間違えません。
京都の地図を見てみましょう。
御所からの天子さまの目線で名付けられていますから、向かって右が左京区です。
「ウチは武家の血筋だから『武家飾り』で左が男雛」と仰る方がありましたが、
調べたところ武家である尾張徳川のお雛さまも向かって右が男雛です。
さて表題の「お雛さまを飾る日」
二十四節気の雨水に入った大安の日に飾るのが縁起が良いと言われています。
今年は2月19日から雨水に入り最初の大安が2月22日、
そしてぜひ旧暦の3月26日までお飾りしておいてください。
飾る期間が1か月以上あると思えば、長年仕舞いっぱなしだったお雛さまも
「出してあげようかな」という気持ちになりますよね。
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