晴好雨奇 せいこううき （晴れでも雨でも素晴らしい景色）と言いますが
降り過ぎです。雨、降り過ぎは良くない。
やみそうにない雨音を聞きながら「晴れるおまじない」って何だったかしらと考える。
てるてる坊主がまず浮かびましたが他には？
晴れ乞いの陀羅尼があったはず！と思い出して、でも肝心の文言を覚えていません。
ググってみました。便利ですね。
見つかりました。ほんとに便利です。
陀羅尼 だらに とは、仏教において用いられるサンスクリット語の呪文。
止風雨陀羅尼
オン アミリテイ ウン チシタ ソワカ
『甘露の尊に帰命す。霖雨(長い雨)を止除摧破し、我等を守護し給え』
晴れを祈願するお寺としては
奈良県五條市 足寄山生蓮寺 雨晴地蔵
寄足山 生蓮寺
お地蔵さまという言葉からは想像できない高さ５ｍの大きなお地蔵さまです。
雨に負けない！宮沢賢治も書き残しています。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ
ノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
雨、降らなくては困るけど降り過ぎも困る。その塩梅は天のみぞ知る。
人間って実はいつもぎりぎりの瀬戸際で生かされているんですね。
床の軸に晴れ乞いの文言のものがありません。
せめて雨上がりの清々しい風に思いをはせて 清風在竹林 堀内宗完 筆。
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