マスク型呼吸器を2年間使った後、気管切開をして1年が過ぎた。
良かったことは、気管切開をするかどうか悩まなくてもよくなったことと、マスク型呼吸器の煩わしさから解放されたことだ。
シャンプーや散髪、髭剃りや歯磨き、顔拭きが楽になった。
メガネを普通にかけれるようになり、飲食もしやすくなった。帽子もかぶりやすい。
口の動きが見えるようになったので、口パクで気持ちを伝えることもできるようになった。
悪かったことは… 今のところない。
ダースベイダーのマネはできなくなった(残念)
声を失ったが、ほとんど会話もできなかったので さほど落胆はしていない。
むしろこんな風になるんだと驚いた。
鼻呼吸ができなくなったので、よい匂いも不快な臭(にお)いも感じない。
でも口を閉じ、鼻から息を吸うつもりで 呼吸器に合わせて喉の奥を思い切り広げると 一瞬感じることはできる。
そして減り続けていた体重が少し増えた。
経口摂取しやすくなったことと、呼吸の仕方が変わって体力の消耗が減ったということか…
これらは気切したから分かったことだ。
人体実験はまだ続く…(笑)