まずはじめに、すべてのブログ内容はあくまでも「個人的な見解」であることを明記しておく。
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では①からのつづき。
次に「タック値」とは、主にインコメーターと呼ばれる機器でインキ同士の引きちぎり合う力を計測します。
「タック値」は主にトラッピングや紙剥けトラブルに関連する内容で、通常オフセット印刷ではタック値の高いインキを先刷りし、後刷りになるほどタック値の低いインキを使用します。
フローでも触れましたがこの順番が重要であり、先にも述べましたがタック値とは「インキ同士が引きちぎり合う力」なので、先刷りのインキと後刷りのインキ同士が引きちぎり合った結果、先刷りのインキのタック値が低いと後刷りのインキがうまく着肉せず、正しいトラッピングができなくなるわけです。
ですので、極端に言えばマゼンタのタック値が8、イエローのタック値が12というインキ構成でMY100%のオレンジを印刷しようとすると、イメージとしてはマゼンタにイエローを塗り重ねた時に紙ーマゼンタ間のタック値よりブランケットーイエロー間のタック値が勝ってしまい、結果的にマゼンターイエロー間でのタック値が逆転し、マゼンタの上にイエローがうまく着肉し無いため、オレンジではなくマゼンタ100の上にイエロー80程しか着肉しせず朱色っぽくなってしまうわけです。
また、この「タック値」と「フロー」の順番がおかしくなると「逆トラッピング」という症状が発生します。
トラッピングおよび逆トラッピングに関しては、これも後日ネタにしますねー。
その他にも、フローが高いと過乳化しやすくなり、タックが高いとインキー紙間のタック値が紙の表面強度を上回り紙ムケが発生したりします。
なぜ過乳化しやすいのか?イメージとしては、固まった油(フローの低いインキ)に水を混ぜようとしても簡単には混ざりませんが、液状になった油(フローの高いインキ)には簡単に水が混ざりやすい、こんな感じで理解してもらえれば良いかと思います。
以上のようなことから、普段何気なくBk-C-M-Yという刷り順で印刷をしていますが、こういったことをふまえた上で印刷作業をすると、ちょっとしたトラブルにも対処しやすいのでは無いかと思います。
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