どうもほりっちです!
お馴染みのコーン缶で有名なはごろもフーズのシャキッとコーン約12000個が自主回収とのニュースをみました。
おっふ…
確かにお馴染み商品だ。。。(・Θ・;)
知らなかったのが、はごろもフーズって、静岡県の清水にあるんですね。
ちょっと縁のある土地なので意外で。(^▽^;)
しかも、工場は藤枝市。静岡県内のことなのね。
件の製造日は6月16日。
今日付けでプレスリリースを出して、お詫びと回収方法や問い合わせ先などを発信していましたが、これって早い対応なのか、はたまた遅いのか?
私は近年の企業不祥事を鑑み、早い対応かと。
当のクレームが正確に何月何日に入ったのか明確にしていませんが…
・6月中旬に製造して工場から出荷
・→生鮮食品ではないので、スーパーなどの小売店頭に並ぶまでに1ヶ月程度
・→そして家庭で食されて発覚するまでに数日〜数週間
・→クレーム発覚
・→発覚から初期対応と原因調査、製造場所と製造ロットを究明
・→原因判明と対応策を検討&体制整備をしてプレスリリースが9月7日
メディアに正式発表するまでに3ヶ月かかっていません。
製造日からです。それほど遅いとは思いませんね。
製造業に携わっていた経験がある私からすると。
まぁ、もちろん推測の域を出ませんが。σ(^_^;)
ただ、タカタのケースや三菱グループさんなど、他の大企業の杜撰なリスクマネジメントに比較すれば、良い方ではないでしょうか。
大企業の製造業は、確かに商流の川上なので、利益を得やすい業種だと言えます、小売業に比べれば。でも、大企業の場合、「大量生産」が前提です。
よって、問題が発覚したときの対応は尋常じゃありません。経験的に。笑
同一ロット(などと呼ぶ)で製造した在庫や既に売り上げた納入先の在庫等、すべて出荷停止になります。つまりボツに。
原因調査し他の在庫に問題がないと判明すればまだマシですが、今回のようなケースだと完全に同一ロットの製品が全てボツ。すると…
●ボツの分自社在庫の製造コスト&既に売上げた金額を補償
●自主回収コストの負担
●原因調査期間の運転停止分の機会損失
●その他クレームに関わるあらゆるコスト
(職員の残業代やホットライン確保、風評被害など)
結構、一件のクレームで消失する利益(=損失)は甚大になります。
さらにさらに、最悪のケースだと…
このはごろもフーズさんのケースでは、シャキッとコーンそのものがエンドユーザーである消費者行きです。
一方、例えば、タカタさんみたいに、自動車の一部を担うパーツだったりしたら…
はい、その通りです。
その先の完成品が出来上がらない…
(在庫を出荷停止あるいは使用停止にしたら)
すると納入先(=トヨタやホンダ)の自動車(完成品)が出来上がらないことになる。
→自動車購入者の納期が守れない。
→二次災害
→得意先の業績に大影響
→株価に大影響
などの大惨事に繋がることも充分あり得ます。
長くなりました…笑
つまり、初期対応というか、初動でどれだけ問題を究明し、痛みを伴ってでも真摯に対応するかどうか?が重要だと思うわけです。
書いているうちに、熱くなりました。f^_^;