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ジアパウダーα と ジアテクターP
どちらも ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム を主成分とする、水に溶かすだけで手軽に次亜塩素酸水が生成できる商品です。
しかし、商品単価で見ると、これだけ違うんですよね。
50g で 8,680円
120g で 3,730円
なので、まったく同じ条件で 残留塩素濃度 と pH を測ってみることにしました。
今回ご協力いただいたのは、前回までのブログを読んでいただいた方でした。
「残留塩素濃度メーター貸してあげるよ!」という、何ともありがたいお言葉をいただきました。
お借りした製品は、こちらです。
今回は、ジアパウダーα と ジアテクターP から、以下の手順で生成した水溶液の残留塩素濃度を計測します。
① ジアパウダーα付属のスプーン(約 0.15g )1杯の粉末を、2ℓ の浄水に溶かす。
このスプーンです。
直径は、約 11.5mm です。
② 2ℓ の水溶液に、リン酸をスポイト1摘(0.05mℓ)だけ滴下し、pH調整をする。
ここまでは、前回のおさらいです。
では、ジアパウダーα から行きましょう。
※容器は移し替えています。
リン酸を1摘加えた後、pHを測ってみます。
pH 5.06
理想的な pH です。
そして、残留塩素濃度の計測です。
さすがに試薬を入れると凄い色になりました。
この量だと計測はスピード命なので、試薬を入れるシーンの写真までは撮れませんでした。
42 ppm
こちらも理想的でした。
空間噴霧に理想的な pH と 残留塩素濃度 と判断できます。
次に、ジアテクターP です。
※容器は移し替えています。
リン酸を1摘加えた後、pHを測ってみます。
pH 5.60
こちらも理想的な pH です。
リン酸を1摘加える際も、わずかな誤差があると思いますので、ほぼ同等と見て良いでしょう。
残留塩素濃度を計測します。
42 ppm
・・・まったく同じですね。
ジアパウダーα vs ジアテクターP の結果は
引き分け でした。
じゃあ話戻るけど、この2つの商品の価格差は何なんだろうか?
残留塩素濃度 約 42ppm の 次亜塩素酸水 を、どのくらい作れるか計算すると・・・
ジアパウダーα
・成分: ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム + りんご酸
・内容量: 50g
・税込価格: 8,680円
・残留塩素濃度約42ppmの次亜塩素酸水生成量: 約 666.66 ℓ
・リッター単価: 13.02円
ジアテクターP
・成分: ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム
・内容量: 120g
・税込価格: 3,730円
・残留塩素濃度約42ppmの次亜塩素酸水生成量: 約 1600.00 ℓ
・リッター単価: 2.33円
以上から、どちらを買うべきかで考えると、ジアテクターP の 完全勝利 かと。
ここで余談ですが、LAYLAさん (もはや名指しw)
残留塩素濃度が 1ppm未満 の水道水をそのまま飲用水として飲んだ場合と、残留塩素濃度が 50ppm の次亜塩素酸水を空間噴霧してミストを吸引した場合では、残留塩素による人体への影響に大差はあるのでしょうか?
個人的には、このあたりは考え方の問題かとも思いますが、どちらも人間のスケールでは考えるほどもない影響度なのかと思います。
はじまりは新型コロナウイルス感染予防策としての次亜塩素酸水の空間噴霧でしたが、シラカバ花粉アレルギーを持つ私としては、ここ数日ピークであるはずの花粉症状がほとんど出ておらず、多くを自宅か職場で過ごしていることや、外出時のマスク着用の徹底との相乗効果もあり、次亜塩素酸水の空間噴霧の効果を実感したところです。
そして次亜塩素酸水と言っても
・ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム水溶液
・混合水溶液(ノロックスなど)
・電解水溶液(厚労省が定義するもの)
で、それぞれ反応速度が異なりそうですので、今後の情報に注目して行きたいですね!
なお本日は、結婚14周年の結婚記念日 です(笑)