灯油ポリタンクからの卒業 ~ お洒落なステンレス灯油缶を求めて | TERANC TERANC

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― DIYと読み手がしんどい髭日記 ―

はい、おはよう!!

ステンレス・オタク です ヾ(@°▽°@)ノ


 


遂に ヨガに内緒 で買ってしまいました!

先に謝っておきます。

「どーも、すまんヨガ!」

 

▼実は、昨年この記事を書いたときからずっと狙っていたんです

脱・オール電化計画#1~対流型灯油ストーブを導入


一度はヨガに反対され購入を踏みとどまりましたが、日増しに強くなる想い。

戦闘民族の血でしょうか。

明日死ぬかもしれない と思ったら、ポチッと押していました。

 

 

 

 

 

 


たかが灯油タンク、されど灯油タンク。

 

 



そもそも、これだけ普及しているポリタンクなのに疑問がありました。

何故、一般に普及する灯油ポリタンクは、こんなにデザインがダサいのか?

そして、誰も気にならないのか?


あまりに疑問だったので、ちょっと調べてみたところ・・・
 

 

 

 

赤色は、消防車や赤信号などがイメージさせるとおり、危険であることを表す色として相性がよく、関東地方で普及・定着したのだそう。
 
青色は、ポリタンクを製造する際、色付けに使う塗料が青色のほうが価格が安く、商人の町、合理主義の関西では原材料の価格を抑える為に、青色のポリタンクが主流になったと言いわれています。

 


ほう・・・


知るかよ、そんなもんw


今後、我家で生活必需品となるであろう灯油ポリタンクは、もはやインテリアの一部。

我家のインテリアの一部に、こんな芸術の底辺的存在が

許されるはずがありません。


画像検索の結果、ポリ素材の中では一番マシだったのはドイツ製のこれですが、価格どころか入手方法すらわからずに断念。

 

 

 

 

 

 


ちょっと視点を変えて、灯油タンク ではなく ガソリン携行缶 で検索をすると、理想的なフォルムのステンレス缶が出てきたのです!!

 

 

 

 

 

 

 

 


商品が自宅に届いた日、俺が仕事から帰宅をすると3階で洗濯をしていたヨガ。


何を言われるかビクビクしながらも、姿を透明にして(したつもりで)接近することにしました。
 

 

 

_・)チラッ

(・Д・)


_・)チラッ

(・Д・)

_・)チラッ

(・Д・)

 

 

 

しばらくこの膠着状態が続きました。


このやりとりの詳細は、Facebookでリアルタイムに展開したので割愛しますが、とにかく素敵な灯油タンクが我家にやってきたのです!
 

 

 

 


ただし、これで終わりではありません。

実用性の面で、いくつか問題点が残っています。


この製品、国内規格の灯油ポリタンクとは、全く互換性がないのです。

どういうことかと言うと、実用性の面でキャップの寸法が合わないのです。


国内規格の灯油ポリタンクのキャップの直径は、50mmか65㎜です。

50mm ⇔ 65mm 間なら変換するアダプターも売っていますが、今回購入したガソリン携行缶のキャップサイズは規格外の54mm?くらいです。

▼左:約54mm?(どこにも情報なし) 右:一般的な50mm

 

 



この製品、結構な量が国内流通している割に製造元が明記されていないため、製造元にキャップの寸法表示や、互換アダプターの販売がないかを調べてみました。

調べてみると、台湾の商社に辿り付きましたが、会社名が全く読めません(笑)

KTユナイテッド有限会社 と訳せるようです。

どうやらここが製造元ですね。

 

康泰聯合企業股份有限公司
弊社、康泰聯合企業股份有限公司は2000年5月に創立した商社です。 当社はもとよりアメリカ及び日本市場のホ-ム.センタ-において多年の経験と豊富な知識を持っております。


まぁ、一番気になる安全基準は UN基準(国連基準)適合登録品 なので、ガソリンがイケますから灯油はまず大丈夫ですが、キャップの寸法など詳細はおろか、アダプターなどはまず見当たらないのです。

キャップ寸法が合わないと、このポンプが使えなくなるので、これは大問題!!
 

 


冒頭にリンクしたブログでも書いたように紆余曲折あり、このポンプがないと給油の際に不都合が生じるのです。


こうなったら、もうアレですわ。

D.I.Y. しかないすわ。

水道管用の金属部品でアダプターを作るっきゃないですわ。

 

 

 

 

 


ただ残念なことに、この寸法のオス(外側ボルト)をカバーできる部品が見当たらず。

逆に、メス(内側ナット)に丁度良い部品も見当たらず。

仕方がないので、やや寸法の小さい部品でカバーすることにしました。

 

 



これを・・・
 

 

 

 

 



こう組みます。
 

 

 

 


こうして・・・

 

 



このように接合したいのですが、溶接技術や環境はないため・・・
 

 

 

 

 



金属用エポキシパテで接合にチャレンジ。
 

 

 




こうして2種を混合させると反応する仕組みになっており・・・
 

 

 



コネコネすると、約3分で硬化開始。


もはや、車のエキパイとかを修理するようなお話になっています(笑)

しかも、金属エポキシパテの硬化速度を見誤っていたため、1本目は美観的に失敗。
 

 

 



中間接合部の灰色のパテが見えるでしょうか。


差し込みが甘く(というか上から体重を掛けて加圧するのが遅く)、2mm程浮いてしまいましたが、もうガッチガチに固まってしまい、これ以上差し込むことも抜くことも、どうすることもできません(笑)

予想以上の硬化速度と強度です。


この反省を活かし、2本目にトライ。
 

 

 



今度は上手くいきました。

バッチリと密着しています。


1本目の失敗が悔やまれますが、実用性としては問題がないため諦めます。

誰もやっていないことを初めてやるので、失敗はつきものです。

このブログが、次にこれを試される方の参考になることを願っていますw
 


 

 

このように、50mm規格のポリキャップがぴったりと納まります。

ただしステンボルトとポリナットという組み合わせ上、ネジ山の構造も若干異なることから、完全な密封ができないため、灯油を購入して車などで運搬する際、灯油がキャップの隙間から滲み出る可能性があります。

そこで、これまた水道管の止水用金属キャップ(50mm)が、ホームセンターに1個500円くらいで売っていましたので、後日そちらに変えようかと思っています。

今はとりあえず、ポリキャップを付けておきます。
 



実際に手動ポンプをセットして、内部を加圧するテストをおこないました。

ポンプ装着用のキャップもやはりポリ製ですので、若干の空気漏れはあるものの、給油に支障がない程度の気密性を確保することができました。
 

 

 


冬はこんな感じで設置されます。

もっと俺に知識と技術があれば、手動ポンプも材料から選び機構を設計し、自作したいところですが、このポンプは非常に低価格で便利なアイデア商品ですので、いったんはこのまま活用することにします。
 

 

 



そして、さり気なくキャスター付きの専用台も、ビタ寸で製作しました。
 

 

 



まぁ、ここは大した作業じゃないので、工程は割愛します(笑)
 

 

 



完成はこんな感じです。
 

 

 



さて、気になる玄関への収まりは・・・
 

 

 



ああ・・・
 

 

 



良いですね・・・

この無骨な金属感に惚れ惚れします。


毎年、少しずつ運搬で傷やダメージを受けていくと、それはそれで味が出そうですね。
 

 

 



以前より省スペース化されていて、周囲の木材とのバランスも良いです。

毎日、出勤時と帰宅時にチラ見してはニヤニヤしてしまいそうです。


冬の給油も楽しみで仕方ないですね♪