打ち合わせの時、
「ヤルにしても、来年一発目から始める仕事になります」と伝えた。(打ち合わせは年末)
★『時間』
「納期はゴールデンウィーク前でも構わないし、それに間に合わなくても構わない」
★『品質』
「フレームは塗って欲しい。エンジンは調子よかったのでヤラなくても構わない。予算内ならヤッてくれても構わない。基本“おまかせ”で!」
『品質』は落したくないので、一番の問題は『金額』だ。
ざっくりの概算見積りでも50万円は超えてしまう・・・。
排気量が小さくなればなるほど、修理やレストアに掛かる金額をオーナーは低く思っている。
それが原動付自転車(50cc~125cc)となれば、さらに想像の金額は低く見積もられている・・・。
「3万で買った原付に5万の修理代なんて!!アンタ、冗談じゃないよ!」
バイク屋ならこの手の事を1度は言われたことがあるハズだ。
私は思い切って、「予算はどのぐらいですか?どのぐらいを想定してます?」と聞いてみた。
するとオーナーさんは、
「ゴ・ロクジュウマン(5・60万円)は掛かると思っています・・・」
「ほぅ・・・・・」
予算は十分だ。
イケると踏んだ。
正式に仕事を請けた。
するとオーナーさんが、「タイヤは替えて貰いたくて・・・でも、タイヤを迷っていて・・・」と言うので、私は
「バンバン90ならブリジストンの“あのタイヤ”しかないでしょ!?アレが一番イイでしょ!?」
と答えると、
「レクタングルタイヤですか!?そうなんですよ!アレがイイんですケド・・・。アレもう手に入らないですよ!!」
との事。
「一応、探してみるよ!」と相成った。
翌日、問屋に『BRIDGESTONE RE(レクタングル)タイヤ 6.7-10』を注文すると、案の定
『廃盤!!』
すぐさま、“他の問屋×4”と“インターネット”を駆使して探すも絶滅・・・いや全滅。
方々(ほうぼう)探したが見つからなかった。
打ち合わせ時「あのタイヤしか考えられないでしょ!?」とか散々勧めたことが悔やまれる
夜になって、オーナーさんにその事を伝えるために電話した。
“タイヤは保留”となった。
車体をバラしていく。
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追伸:現在ヤフーオークションで、『BRIDGESTONE RE(レクタングル)タイヤ 6.7-10』は驚愕の¥70000円で出品されています!!
恐ろしい時代だなやぁ・・・(遠州弁)
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