シート屋さんが、フィッティングにきた。
第1回目フィッティング
白シートじゃないよ!
若干の手直しを指示してGOサインを出した。
数日後、納品された。
鋲付きタックロールシート
シートベースが汚いとレストアとか言えないよね・・・
ピカピカ
取り付けて・・・
↓
ちょい悪ing(チョイワリング)!!
タンクエンブレムは“有り物”だが、サイドカバーエンブレムは特別製作モノ。
「550FXはZ400FX-E4と同じくステップホルダー式」
「なのでE4風サイドカバーエンブレムを550FXで作っちゃえ!!」
的な発想で作りました。(ちなみにもうありません)
エンブレムを取り付けて、完成です!!!
もう、スデにカッコイイ!!
価格爆上がりの純正フロントダブルディスクを惜しげもなくIN
BRC社・復刻品のZ400FXフロントフェンダー(新品)
今や激レア品らしい・・・。ウチまだ在庫あるゾ・・・。4・5年前に買い溜めしたもんね・・・。
Wiseco:ハイパフォーマンスピストンで615ccに!!
コレで他の550FX・500GP・ZEP550の追随を許さず、400FXにいたっては瞬殺だ~!!
私の好きな1枚:悪ぶれど、透き通るような美しさ・・・
現在GooBike掲載&店頭にて販売中!!
GooBike掲載ページ⇒https://www.goobike.com/spread/8201743B30210625001/index.html
~~ エピローグ ~~
車両を仕入れる時、幾つかの種類と理由がある。
普通のバイク屋であれば、入庫してすぐ売れた車両や問い合わせが多かったり引き合いが多かったりする“売れ線”を仕入れるのが『攻めの仕入れ』で、お客からの買取り依頼や下取りで入庫する車両は『手なり仕入れ』だ。
レストア屋・カスタム屋になると、それに幾つかプラスされる。
状態は二の次の『破格のベース車両』や「いつか手掛けて販売したい!」と想像する『未来的観測車両』や、「今はそうでもないけど、後に価値が再認識されて価格が高騰するはず!」と先読みして仕入れる『希望的観測車両』などなどだ。
今回のZ550FXは『 希望的観測車両』にあたる。
【希望的観測】
● 希望的観測は、信念の一形態であり、証拠や合理性ではなく、「そうあって欲しい」とか「そうだったらいいな」という希望に影響されて判断を行うことをいう。一般に、好ましい結果が好ましくない結果よりもありそうだと予測することを指す。 以下に例を示す。(ウィキペディア)
● 自分につごうのよいように、事のなりゆきをおしはかること。(精選版 日本語大辞典)
● 事のなりゆきを、希望を交えて都合のよいようにおしはかること。(デジタル大辞泉)
『大は小を兼ねる』が座右の銘の私からすればZ550FXはとても魅力的な車両だ。
1・大人気価格高騰中のZ400FXとデザイン・ルックスが同じであることから、見た目と存在感は間違いがない。
2・排気量において、乗り手・車種・車両にもよるが、一般公道での1000ccバイクと1150ccバイクの150ccという排気量に大差は無いが、排気量の小さくなる400ccと550ccの150ccの差はどう考えても違ってくる。大きい排気量の車両を薦めると「そんなにスピードを出さないから・・・」と、勘違いな返答をされる人が多いが、最高速や加速だけの違いだけではなく、排気量が大きいと『低速の力強さ』も全然違うのだ。
3・販売価格をとっても、Z400FXの相場価格は平均¥416万円程だ。(諸経費別)
断っておくが、その中に“レストアできたてホヤホヤのZ400FX”は無い。(R3年6月25日調べ)
大型二輪免許を取得するのに約10万円+フルレストアの当店Z550FXは¥339万円=合計¥349万円。どう計算しても¥349万円の方が安い。
4・価格と価値の伸び代・上がり代を考えてもZ550FXの方が大きい。
5・大型免許を取得して、かつてZⅡやCB‐Kシリーズに乗った人が「自分には大きいな・・・」「自分には重たいな・・・」と、Z400FXに乗り替えたとする。
サービスエリアや道の駅などでの休憩中、見知らぬ初対面の自分より若いZ-1に乗った男の子や女の子に「エフペケカッコイイですね!サイズ的に乗り易そうですね!!中型もやっぱイイなぁ~!!」と声を掛けられたとき、どんな反応をするのだろうか?
お決まりの「昔は俺もZⅡやCBに乗って・・・」と恥ずかしさから言い訳トークが炸裂するのではなかろうか?そんな時、550FXなら、「いや、俺のは550だから・・・」と大型免許ホルダーのプライドを保てる。その後、ZⅡやCBの話をすればいい。
最低でも、「ホントにィ?免許無ぇから乗れねーだろ!」とは思われない。
現在、芸人さんのユーチューブでも話題になっているZ550FX。
それによりZ550FXは注目されるようになってきた。
もしかして、Z400FXとZ550FXの価値価格が逆転することがあるかも知れない。
Z550FXはそんな希望的観測ができる車両だ。
かつてのRZ350のように・・・。