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卍 (新潮文庫)
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内容紹介
夫に不満のある若い妻・園子は、技芸学校で出会った光子と禁断の関係に落ちる。しかし奔放で妖艶な光子は、一方で異性の愛人・綿貫との逢瀬を続ける。光子への狂おしいまでの情欲と独占欲に苦しむ園子は、死を思いつめるが――。おたがいを虜にしあった二人の女が織りなす、淫靡で濃密な愛憎と悲劇的な結末を、生々しい告白体で綴り、恋愛小説家谷崎の名を不動のものとした傑作。
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こここここれは。
ほんとにほんとになにげなーく手に取っただけなのに、
すごいものを見つけてしまった...
他にも読んだ本あるんだよ!
見知らぬ乗客とか、怒りとか読んだよ。
まだレビューしてないよ。
(忘れないように書いてる)
なのにね、これ。
書かずにいられなかった。
いやね、そうだよね。
「痴人の愛」とかの人だもんね?
そりゃもう、耽美派だよね。
ふう...(一息ついて語らねばと言う謎の使命感)
内容紹介にあるとおり、光子と言う一人の美女とそれに翻弄される人たちが描かれております。
主人公は一人の未亡人、園子。
彼女が経験した、過去の光子とそれに纏わる因縁(と言っていいと思う)を
先生(誰やねん)に告白する、と言う形式で話は進んでいきます。
ざっくり言うと、園子と光子が出会って恋に落ち、
途中光子の彼氏(たぶん)が絡んで来て、
二人は図って心中自殺未遂をする。
これ、ロミジュリみたいに本当は死なないってやつね。
あくまで演技、のやつ。
で、自殺未遂は無事成功するのだけど、園子が昏睡している間に
光子と園子の旦那さんがデキちゃって...って言うお話。
ひどいでしょ?(ほめてる)(ほんとか)
途中まではわりによくある耽美なお話なのですが、
夫婦で絡んで来たくらいからちょっと吐きそうになったよね。
(ほめてる)(まぢすか)
いや~...そりゃダメだよ...
鬼畜の所業だよ...
気持ちが分からないとは言わないけどさ...
もうちょっと筋通そうよ...ねぇ...
でもまぁ、最後は...ね。
それにしてもこの時代の人たちってなぜこうも気軽に(気軽...?)心中しようとするんだろうか。
けっこう短絡的に、「これはもう死ぬしかないよね」「だよね」ってなるの不思議すぎる...
実際にも、太宰とか愛新覚羅のお嬢さんとか(この件異論は認める)西郷隆盛とか、
心中とか心中未遂とかけっこうあったみたいだし...
戦前戦中って、人の命が倫理より軽かったのかもね...
いやもちろん今も倫理は重いけどね!
この作品、何度も映像化されてるんですね。
確かに若く美しい二人の女性が出てくるわけだし
その二人が愛し合うんだからビジュアル的には最高でしょうねぇ...
昔の映像ありました!
いやぁ...色っぽくて素敵...
映画館では勇気なくて見られないけど(笑
同性愛を特別視しない感じはよかったなー。
愛し合う二人がすごく自然だったもん。
でもだからこそ、この作品は特別に「同性愛」を描いたものではないと思うんだよね、
普通の人たちの、底に潜むちょっとした狂気と言うか...
それは誰もが持っていて、誰にでも訪れる可能性がある、って言う...
うん、でも、やっぱり鬼畜です( ;∀;)
谷崎先生、あんたえげつないわ( ;∀;)
