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砂の器(上) (新潮文庫)
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砂の器(下) (新潮文庫)
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内容(「BOOK」データベースより)
東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。被害者の東北訛りと“カメダ”という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追う。今西の寝食を忘れた捜査によって断片的だが貴重な事実が判明し始める。だが彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生する…。
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先日ですね、録画してたスペシャルドラマの「砂の器」を見まして。
佐々木蔵之介さん、玉木宏さん主演の。
年末あたりの放送だったから最近のかと思いきや、
2011年の作品の再放送だったんですね![]()
全然知らなかったわぁ。
ま、ともかくそれを見て最後号泣しちゃったんですよ![]()
それでよくよく考えたら、原作ってちゃんと読んだことないなって。
中居くんのドラマも見た記憶があるんだけど、あれよりもこちらのドラマの方が
時代設定が原作に則っていたのでより見てみようかなって気になりまして。
上下巻ではあるのですが、比較的字も大きめだし、
(昔の文庫は字が小さいから改装版かな)
文体もさすがの力強さでぐいぐい読めました。
主人公は中西警部だったんですね。
玉木さん演じる吉村もちゃんといるし活躍するけど、
若さゆえアクセント的な扱いだった気がするな。
それにしても原作の和賀英良はどんな作品を作っていたのか。
ヌーボーグループとは言え前衛的過ぎやしないかい?![]()
何と言うか裸の王様的に、「これは良い作品」って言わないと
分からないやつって思われるのが怖くてみんな褒めてるような...
ドラマでは、そのヌーボーグループの準主役的な毒舌評論家関川として、
長谷川博己さんが出演されてましたね![]()
(←好き)(聞かれてないわ)
立ち位置もほぼ原作通り。
違う点は、メインが吉村刑事であること、和賀英良がオーケストラの作曲・指揮者であること。
あと最後私が号泣したシーンは原作にはなかったわ~。
心を揺さぶる名場面だったのにな~。残念。
松本清張の作品は、いつも地方や旅情が大事にされてていいですね。
今回も「カメダ」が大きな問題となって今西や吉村の前に立ちはだかりますが
(踊る大捜査線でもオマージュとして出てましたね)、
カメダをめぐって全国を巡るしいろんなカメダにまつわる
地名や何かが出てきて勉強になります~。
それにしても、当時と比べると今は地方が近くなったんだろうな。
描写を見ると、夜行電車でしかも寝台ではなくて、
固い椅子(対面がけ)で夜中に出て朝に着く、ってのが多くて。
作品の中ではわりに軽く何回も出ているけれど、体力的にも時間的にも大変だったろうなぁ...
高度成長期の、いけいけどんどんな日本の中で、
新しい思想を持っているはずの若者たちの中にも、
まだ戦争の暗い闇と混沌が、強く影を落としていたことが
作中から伝わって...
ミステリーの部分については、トリック(と呼んでいいのかな)としては
すごく単純で発作的なものなのだけれども、
その頭の良さできっとスナックで会ったその瞬間から
周りをだますことを念頭に置いて行動していたのかと。
それからあれやこれやして(なんやねん)真相は闇の中になるんですけど、複雑さがすごい。
犯行自体はさっきも言ったように発作的で単純なのに。
いやほんと、作者の頭の中はどうなってるんでしょうねぇ...
関係ないけど松本清張の書いた黒田官兵衛本見つけたー![]()
今読んでるのが終わったらこっちを読むんだー![]()
楽しみー^^
ドラマ、よかったので未見の方はぜひ!
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