アクナーテン / アガサ・クリスティ | ひかりこの読みログ

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アクナーテン (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/アガサ クリスティー

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内容(「BOOK」データベースより)
古代エジプト第十八王朝の王アメンヘテプ四世(アクナーテン)は、勢力を増すアメン神の神官団排除のため、太陽神アテンを唯一神とする宗教改革を断行。その歴史的事件をベースに、若き王アクナーテンと美しい妻ネフェルティティの愛と、民に自由を与えるはずの彼の企てが無残に崩壊する様をドラマチックに描く。

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クリスティの戯曲。
順番に読んでるから最近戯曲ばっかりだ~
早くポワロシリーズに行きたいわ~


←でも他のシリーズ終わるまでちゃんと我慢する。
ちょっとM気質かもw


ともあれ、クリスティの好きなエジプトもの。
ですが、この筋立ては決してエジプトでなくても成り立ちそう。
ちょっとシェイクスピアっぽい雰囲気もあったりなかったり(*´∀`*)


とは言え、きちんと歴史上の事実を踏まえての作品なのですよね。


アクナーテンはWikipediaによると「アクエンアテン」と呼ばれた、
世界初の一神教とも言われるアテン進行を追求した、
エジプト代8王朝のファラオ、アメンホテプ4世。


この作品にも出てくるツタンカーテンは、かの有名な黄金のマスクのツタンカーメン。
(アテン信仰だから「ツタンカーテン」、アメン信仰の元では「ツタンカーメン」だそうな)


ツタンカーメンって18歳くらいで亡くなられているのですよね?
この作品ではけっこう初期段階から出てるから、年齢の感覚が...


在位期間は大体17年。
その間の話だとは思うのですが、
最後の方だいぶ老け込んじゃったりするし、
50年くらいのときが経過していそう...


ただ、昔の時間の流れはそうだったのかも知れないかな。


おっ!?今すごい事実を発見しましたよ。
ツタンカーメン(トゥトアンクアテン)は、
アクナーテンと共同統治者であったその弟(息子との説も)
の死後即位していますが、その即位時の年齢は何と9歳とのこと...


えーーー、幼いとは思ってたけどさすがに9歳とは思ってなかったよ...
ま、もちろんこちらはフィクションなので、イメージは14歳くらいかもしれないですけどね。


でもまぁ、作品中で「即位後1-2年の間に」廃される密約がありましたが、
そう考えると10年くらいは生きながらえたのかな、とちょっと安心したり...


王妃のネフェルティティも実在なのですね。
この作品で最後に苦渋の決断で王を見限るホルエムヘブは、
その後即位し、寿命を全うしエジプト第18王朝が終焉を迎える...


確かにすごいドラマがありそうだし、この一連の流れをもっと書いてほしいくらいです。
(歴史好きww)


クリスティと二度目の夫のマローワンが出会ったのは本当、運命ですね...
お互いに同じものに興味を抱けてインスピレーションを与えられるなんてね、
素敵な組み合わせだしそのおかげで後世の私たちも恩恵に与れて...


ありがたいことです♡


この作品のおかげで、エジプトのことをいろいろ調べていたのですが
エジプト王家、近親婚多すぎΣ(゚Д゚)


ツタンカーメンの妻、アンケセナーメンはアクナーテンの娘なのですが、
アクナーテンの妻だった時期もあり(!)、父親との間に娘もいたとか...


実はツタンカーメンとも異母兄弟だったとか...


ツタンカーメンの没後は祖母の兄弟と再婚した(させられた?)とか...


アクナーテン本人のミイラが発見されたとかΣ(゚Д゚)
これはクリスティも聞いたら驚きの発見だったでしょうね。


また、巻末の解説を吉村作治先生が書かれております。
エジプトと言えば!の方なので、こちらも必見ですよ~。


すっごい長文になっちゃった(*´∀`*)
エジプトの歴史、もっと見たい(*´∀`*)