光待つ場所へ / 辻村深月 | ひかりこの読みログ

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光待つ場所へ (講談社文庫)/辻村 深月

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内容(「BOOK」データベースより)
T大学文学部二年生、清水あやめ。「感性」を武器に絵を描いてきたという自負がある。しかし、授業で男子学生・田辺が作った美しい映像作品を見て、生まれて初めて圧倒的な敗北感を味わい…。

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3本の短編小説。
内容はすべて、いわゆるスピンオフ的な作品です!
友人役として出てきていたり...
ライバル的な存在だったり...
そんな人たちのその後とかその前とかのお話です。

なので、出来れば今までの作品を読んでから見た方がおもしろさを感じると思います^^

何と言うか、この方の作品って、誰もが心の奥底にしまいこんだ
「見せたくない自分」「見たくない自分」を、
ぐいぐいと表に引っ張り出してしまう感じ><

と言うかこの方の作品の登場人物が、そんな「隠したい自分」を隠さずに出し、
そして乗り越えている(しかも割と淡々と)、そんなイメージです。

そしてそれが逆にかっこいい。

かっこ悪いことをこんなにかっこよく表現できるのであれば、
かっこ悪い自分を出すことも悪くない。
そしてそれを受け入れてくれる人がいれば、なおいい。

世界の大多数はたぶん「普通」です。
でも一部には「選ばれた人」が確かにいて。
そんな人たちが身近にいることは「普通」にはつらいこと。

でもそんな自分を粛々と認めて、
妬むでもなく憧れるでもなく、
ただきちんと受け入れること。

それはきっと簡単ではないけれど、
自分にもできることなのかも知れない。

そしてそれによって、くじけた心も立ち直るのかも知れない。

そう、周りと違う自分を、
そして周りと同じ自分を受け入れたときに、きっと。

二作目の「チハラトーコ」、しばらく思い出せませんでした><
知恵袋で確認した次第で(・∀・)

でも確認できたらぱっと目の前が開けましたよ~

なのでやっぱり本当にスピンオフとして読むのがお勧め!
でもそれ、ちゃんと分かりやすく書いておいた方が親切な気もする...

この方の作品は、登場人物のリンクが多いので
読み込むには最適ですが初見には優しくないですよね><

リンク集でも作る?笑