鱗姫 / 嶽本 野ばら | ひかりこの読みログ

ひかりこの読みログ

活字中毒。読んだ本を忘れないために書いてます。ネタばれありなのでご注意ください。

鱗姫 (小学館文庫)/小学館

¥514
Amazon.co.jp

内容(「BOOK」データベースより)
奇跡的な美肌と美貌をもつ京都の名門龍烏家の長女・楼子は、最愛の兄・琳太郎とともに、揺籃の中で日々美しきものだけを愛する暮らしを送っていた。その楼子を奇病が襲う。やがて発病を待っていたかのように、楼子の憧れる美貌の叔母・黎子がやってくる。その叔母の口から、楼子は、病を伝える龍烏家の秘密を明かされるが…。美しきものと醜きものを苛烈に峻別してきた美意識が、己自身の身体を脅かす醜きものに恐怖する。耽美をモットーとする著者が、美の孤絶を高らかに宣言した異形のホラー。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ええええ、ホラーなの!?
やだ怖い、どうしよう~と思いながら恐る恐る読みました(笑

なんとなく、文体や内容や、ヒロイン・楼子のセリフの大仰さから、
まじめな顔した隠れコメディかと思ってて。(←不謹慎?)

後半部分でちょっとグロい場面はありますが...
恐れていたほどのホラーではなかった、かな?

きれいなお姉さん、素敵な実兄など、
いろんなラノベ要素もありますよ^^

でも、これ、字で見るからまだ平気なのですよね。
これはたぶん、映像で見るとキツイかも。
特に隔離病棟の場面とか、ひやぁぁぁぁ。
ダメダメ、想像しちゃ(笑

エリザベート・バートリは有名ですよね。
桐生操には必ず出てくるくらいのイメージ(笑
お城の残酷な話系のやつ。

でも、そこからの想像力、やっぱりプロはすごいですよね。
着想力が。

私なんかだと、いやもう血を浴びるとか体がふやけそう!
縮みそう!
とか意味の分からないことを考えてしまって。

きれいになるどころか、赤黒く変色しそう、とか...

でも鱗を取るため、と考えたら。
各地に残る人魚姫伝説がもし本当なら。
そんないろんなパーツを拾って、こんなお話を作り上げるのってやっぱりすごい。

でも、やっぱり最後まで、ちょっとふざけた感があって、
逆にそれが救いになってると言うなんか不思議な。

しかし美男美女だと、兄妹でも恋愛感情を持つんですかねぇ...
兄も妹もいない人の幻想でしかないと思うんですけどねぇ...

この業の深い二人の行く末は!
怖いので見たくないです!(笑