中原の虹(全4巻) / 浅田次郎 | ひかりこの読みログ

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中原の虹(全4巻セット)/講談社

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あらすじ[編集]
舞台は清朝末期の光緒33年(明治40年、1907年)から民国5年(大正5年、1916年)6月の中国。海外列強により蚕食されつつある状況を憂いた西太后は、かつて幽閉した光緒帝と共謀して自身の手で清を滅ぼすことを決意。落日を迎える清朝に代わり覇権を握らんと各地の軍閥がしのぎを削る中、占い師に王者となると予言された馬賊の張作霖は、己の野望を叶えるために苛烈な戦いに身を投じる。その戦いは、彼に従う李春雷や周囲の人間たちの運命を大きく変えていくことになる。(Wikipediaより)
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三国志や中国の王朝崩壊から近代の歴史に興味があり、なおかつ中国語をかじってる私には最高に面白かったです。

本当にこうならどれだけ清々しいか。
本当にこうならどれだけ美しいか...

何がいいって、一般的には悪者とされている西太后や
その政権を奪ったとされる袁世凱が、美しくも切なく、
やむを得ない気持ちで世間を裏切り悪を演じ続けたこと...

でもその思いは果てなく深い、と言う...

西太后と光緒帝とのテレグラムには本当、
もうやめてーーーってくらい泣かされました(´;д;`)

ラストエンペラーも少し出てきます。
でもねー、絶対この続きが読みたいんですよね。

なぜなら好大人と呼ばれている、二当家の張景恵が、
なぜ満州国の総理になったのかがどうしても気になる...

張作霖爆殺後、息子の張学良(漢卿)は、関東軍から
距離を置いて蒋介石に近づくはずなんですよね。
その時二当家も当然一緒についていって
南京国民政府で軍事参議院院長を務めます。

でもその後、満洲へ帰ってしまうんですよ...
Wikipediaにも「1931年9月に満州事変が勃発すると
南京政府と袂を分かち、満州に帰ってしまう。」
としかなくてその背景は書かれていない。

絶対何かしらのドラマがあったと思うんですよねぇ...
満州はもちろん元々張作霖の土地なので、単に帰国したイメージなのかも知れないですけど。

でもその後戦犯として捕まり、獄中死するのです...

その末路を思えば、そのまま張学良と蒋介石と一緒にいてもよかったのでは...
まぁ、張学良も逮捕・軟禁されたり蒋介石も国を追われたりいろいろありましたが。

浅田先生、ぜひ長生きして続きを書いてくださいっ!
中国つながりで三国志とかも読みたいです。
よろしくお願いします(勝手な...)。