おはこんばんちは~
今日のNetflix
「Unlikely Pilgrimage of Harold Fry」
(ハロルド・フライのまさかの旅立ち 2023年)
2012年に出版されたベストセラー小説が映画化されたものです。
もうすぐNetflix から消えますよサインが付いていたので観ました。
主人公のハロルドを英国の名優ジム・ブロードベントが演じています。
年金生活者のハロルドは妻のモーリンと静かな生活をしています。
そんな彼の元に、昔の同僚のクィニーが癌でもうわずかしか生きられない、という知らせが届きます。
クィニーとの間には、わだかまりがあり、手紙を書きますが、言葉が十分ではないように思え、投函を躊躇いつつ歩きます。ふと寄ったガソリンスタンドで、レジの女の子が「自分が励ましたお陰で、癌の叔母が希望を持って生きれるようになった」と言うの聞き、ハロルドは、自分もクィニーを励まそうと決心します。
公衆電話から彼女が入っているホスピスに電話すると、これから歩いて会いに行くから、それまで頑張って生きてくれるように伝えてくれと言います。
彼が居るキングスブリッジから、クィニーの居るホスピスがあるバーウィック・アポン・ツイードまでは500マイル=800キロ(東京から広島)。
ハロルドは、封筒に自分が行くまで待っていて、と書くと投函。何の準備もせず、そこから歩き始めます。
携帯電話も家に置いてきたので、妻にも連絡しません。
モーリンは、心配しつつハロルドが居なくなった理由を色々と考えます。
ハロルドは、体力も弱り、自分の所為で亡くなったのではないかと思っている、息子の幻を見るようになります。普通の靴なので足も傷だらけで、道に倒れ込んでしまいます。
スロバキアからの移民なので、本国では医師だけれど英国ではクリーニングの仕事しかないマーティナが彼を見つけ、助けます。体力が回復するまで、彼女の家で休ませてくれて、旅に必要なものもくれました。
ハロルドの旅は続きます。
ジャーナリストと出会い、彼が記事にして新聞に載った事から、ハロルドとクィニーの話はは有名になります。
まずティーンエージャーの男の子ウィルフが、自分も一緒にクィニーの為に歩くとついてくるようになり、少しづつ一緒に歩く人たちが増えていきます。
群衆はハロルドと一緒にクィニーの為に歩くことを「巡礼:原題のpilgrimage」と呼びました。
メディアにも注目されるようになり、スポンサーまでついたり。
でも、ハロルドはそれに違和感を覚えるようになります。
特に息子を思い出させるウィルフが居なくなったのをきっかけに、みんなのキャンプから離れて、1人でバーウィックを目指します。
息子の思い出、救えなかったという自責の念にさいなまれながらも、800キロをひたすら歩くという過酷な旅を通して、出会う人々に励まされながら進みます。
最後の方で、クィニーと実際何があったのか。そしてなぜそこまでして会いに行こうという思いに駆られたのか、ということが分かってきます。
そこには、息子を亡くしたことで生じたモーリンとの間の亀裂、誤解が絡んでいるということも。
日本語題の「…まさかの旅立ち」というのもすごくいい訳で好きですが、
やっぱりこれはハロルドのある意味救いをお求めての「巡礼」であり、そのハロルドと接した人たちにも、救いが分け与えられた…みたいなお話かな~なんて
すごい感動、というものでもないですが、じんわり系がお好きな方には良いかもです。