2020年は年明けからある案件に声をかけてもらって

レコーディングでスタジオに入らせていただいたり

音楽制作意欲は例年になく、かなり高かった。

 

しかし、日を追うごとに新型コロナウィルスが世界中に拡がって

日本でも深刻になり始めた3月以降は

その動きと反比例するかのごとく僕の音楽制作意欲は徐々に下がっていった。

 

日々目にする深刻な状況への戸惑いとか

新しい生活へのストレスであったりとか

そういう環境において何かを生み出そうという気持ちを維持することが難しかった。

 

ただまぁ無理にそんな気持ちに逆らおうとは思わなかったので

自分のマインドが回復するのをひたすら待つことにした。

 

そして、そんな状況も秋以降、徐々に回復してきた。

きっかけは友人夫婦の建築家がある賞の大賞を受賞したことだ。

 

僕は彼らの受賞を見て我に返った。

こんな状況下でも普段と変わらない活動を続け

着々と前進している彼らの姿は光り輝いて見えた。

 

「俺も前進しよう!」

 

そう強く感じた。

11月以降は音楽制作意欲も高まってきていて

良い感じアウトプットが出始めていると思っている。

 

強いものが生き残るのではなく

環境に適応できたものが生き残る

 

という言葉がある通り、作曲家のみならず

音楽に携わる人たちは新しい時代に対応していかなければならないと思う。

 

こんな状況下でも世界中で素晴らしい作品が多く生み出され

ライブコンサートの代替手段として様々な取り組みが行われてきたわけで

音楽業界もきっと復活できると信じています。

 

まずは僕個人のレベルでやれることをやって

着実に前進していきたいと思っています。

 

NO PAIN,NO GAIN

 

それではコロナに立ち向かうすべての方々へ敬意を表しつつ

皆様、よいお年を!