ここ数年、中国が嫌いな方が増えているように感じます。
ヘイト・スピーチをするような極端な排外主義者ではなく、ごく普通の方からもそうした意見を聞く機会が増えたように思います。
これは、2010年尖閣諸島でおきた魚船の衝突事件と、その後中国でおきた大規模な反日暴動がきっかけだったと思いますが、中国嫌いの理由について考えてみました。
1.中国を嫌う感情の一部は、現在の中国の、国のあり方や振る舞いに対する、いわば当然の反応であって、ある程度仕方ないことだと思います。
すなわち、中国共産党が嫌い、尖閣諸島での行動が嫌い、反日愛国教育が嫌い、チベット人やウイグル人に対する弾圧が許せない、などです。
実は私も、こうした理由で、中国政府や中国共産党が好きではありません。
おせっかいかもしれませんが、私は、中国の民衆が一刻も早く共産党一党支配から解放されて、自由で民主的な社会で暮らせるようになればいいな、と願っています。
2.しかし、最近の中国嫌いには、例えますと、自分よりずっと成績が下で、見た目もダサくてクラスの底辺だった同級生が、いつのまにか、成績があがり、服装や髪型が垢抜けて、自分を追い抜いてクラスの人気者になりつつある時に感じるような、嫉妬心や、相手を生意気だと感じる心が混ざっているように思います。
すなわち、中国が、日本より貧しくて遅れた国であるうちは感じなかった反感が、中国が、日本より豊かで進んだ国になってしまうかも知れないと感じられるようになった事で出て来てしまったわけです。
それが、私達が必要以上に中国を嫌う風潮につながっているように思います。
3.もう一つ、海外で出合った中国人や日本で暮らしている中国人との摩擦から、「中国人嫌い」になるケースがあります。
私の身近にも、留学先の国で出合った中国人留学生の振る舞いを「非常識」だと感じ、すっかり中国人嫌いになって帰国した若者がいます。
また、管理しているアパートの、中国人入居者の「非常識な」振る舞いをこぼす不動産屋さんがいます。
これらには、いちいち聞けば最もな理由があり、一概に差別とか、異文化に対する無理解とはいえないケースもありますが、大きく言えば、島国ゆえに、またこれまで、事実上単一民族国家であったがゆえに、人々が文化の多様性に対する免疫を持っていないことに原因があると思います。
4.この問題にはこのように複数の原因があり、またそれらが絡み合うことで、簡単には解決しない難しい問題を形作っていると思います。
これを解くには、中国政府や共産党と一般の中国人の違いを認識し、嫉妬心を捨て、互いの文化を理解する必要があります。
これは、言うは易く、行うは難い課題ですが、私には、長年家族ぐるみでお付き合いしている中国の方がおり、決して不可能ではないと思っております。
5.現在の中国政府の振る舞いに腹を立て、すぐに中国包囲網を作れとか、防衛力を強化して中国の侵略に備えろ、などと短絡的な発想はせず、国同士の関係は関係として、一般の中国人と、互いの文化的な違いを理解し合い、友好関係を構築して行く、地道な努力が必要ではないでしょうか。
ヘイト・スピーチをするような極端な排外主義者ではなく、ごく普通の方からもそうした意見を聞く機会が増えたように思います。
これは、2010年尖閣諸島でおきた魚船の衝突事件と、その後中国でおきた大規模な反日暴動がきっかけだったと思いますが、中国嫌いの理由について考えてみました。
1.中国を嫌う感情の一部は、現在の中国の、国のあり方や振る舞いに対する、いわば当然の反応であって、ある程度仕方ないことだと思います。
すなわち、中国共産党が嫌い、尖閣諸島での行動が嫌い、反日愛国教育が嫌い、チベット人やウイグル人に対する弾圧が許せない、などです。
実は私も、こうした理由で、中国政府や中国共産党が好きではありません。
おせっかいかもしれませんが、私は、中国の民衆が一刻も早く共産党一党支配から解放されて、自由で民主的な社会で暮らせるようになればいいな、と願っています。
2.しかし、最近の中国嫌いには、例えますと、自分よりずっと成績が下で、見た目もダサくてクラスの底辺だった同級生が、いつのまにか、成績があがり、服装や髪型が垢抜けて、自分を追い抜いてクラスの人気者になりつつある時に感じるような、嫉妬心や、相手を生意気だと感じる心が混ざっているように思います。
すなわち、中国が、日本より貧しくて遅れた国であるうちは感じなかった反感が、中国が、日本より豊かで進んだ国になってしまうかも知れないと感じられるようになった事で出て来てしまったわけです。
それが、私達が必要以上に中国を嫌う風潮につながっているように思います。
3.もう一つ、海外で出合った中国人や日本で暮らしている中国人との摩擦から、「中国人嫌い」になるケースがあります。
私の身近にも、留学先の国で出合った中国人留学生の振る舞いを「非常識」だと感じ、すっかり中国人嫌いになって帰国した若者がいます。
また、管理しているアパートの、中国人入居者の「非常識な」振る舞いをこぼす不動産屋さんがいます。
これらには、いちいち聞けば最もな理由があり、一概に差別とか、異文化に対する無理解とはいえないケースもありますが、大きく言えば、島国ゆえに、またこれまで、事実上単一民族国家であったがゆえに、人々が文化の多様性に対する免疫を持っていないことに原因があると思います。
4.この問題にはこのように複数の原因があり、またそれらが絡み合うことで、簡単には解決しない難しい問題を形作っていると思います。
これを解くには、中国政府や共産党と一般の中国人の違いを認識し、嫉妬心を捨て、互いの文化を理解する必要があります。
これは、言うは易く、行うは難い課題ですが、私には、長年家族ぐるみでお付き合いしている中国の方がおり、決して不可能ではないと思っております。
5.現在の中国政府の振る舞いに腹を立て、すぐに中国包囲網を作れとか、防衛力を強化して中国の侵略に備えろ、などと短絡的な発想はせず、国同士の関係は関係として、一般の中国人と、互いの文化的な違いを理解し合い、友好関係を構築して行く、地道な努力が必要ではないでしょうか。
