25年ほど前のことですが、滅茶苦茶よれたシステム開発プロジェクトを、助っ人に入って一週間で立て直したことがあります。

まぁ、それほど大きなシステムではなく、パソコンで入力したデータをメインコンピュータに送って処理し、結果を受け取って帳票出力する、比較的単純なシステムで、開発言語はC言語でした。

サブシステムが20個位ありましたが、似たような入力画面と、似たような帳票を出力(印刷)するものが多かったので、システムを滅茶苦茶モジュール化して、いろんな会社からプログラマーを大量にかき集めて、力業でなんとかしました。
システムの命運を握る、メインコンピュータとの通信エラーは、某青梅工場から通信の専門家を呼んで、BIOSコールレベルのバグを回避してもらうなどして、無理矢理解決しました。

そんなこんなで、普通なら二ヶ月程度、最低でも一ヶ月はかかる、再設計からコーディング、デバッグまでを一泊五日でやり通しました。
最後はなんと、お客様に、完成したシステムの入力研修を受けてもらうと言う形で(入力はできるけれど、帳票はまだダミーしか出ない状態)で、裏で必死になってテストと最後の作り込みをして、切り抜けました。


自分は6日目の未明にぶっ倒れましたが、無事納期に間に合ったみたいで、助っ人先の会社には大変喜んでいただきました。
それ以来、よれたプロジェクトの助っ人を買って出たことはありません。(キッパリ