ツツジの咲く散歩道

もう一度、
原点に戻りたくて晴れた休日に
「あの土地へ行きたい」と
あなたに打ち明けた
変わらず応じてくれたあなたと
愛車に揺られながら、あの町へ
久しぶりに訪れたその町は
変わらないものと
変わってしまったものが
入り混じっていた
毎日のように歩いた
一直線の歩道
ツツジは
変わらず咲いていて
ゆっくり歩きながら
記憶をなぞった
車もなかった
あの頃
「ゆずの世界だね」
と笑い合いながら
自転車で二人乗り
重量オーバーでパンクした日
安産を願って歩いた
夕暮れの帰り道
上の子を
ベビーカーに乗せ
ただ ただ
必死に育てた日々は
色褪せないまま、
まだここにあった
あれから25年
紆余曲折ありながら
こうしていま、
私たちが
ふたたび
この道を歩いている
からだと
こころが
揺れ動く日々のなかで
乱れていた内側が
少しずつ
静まっていくのを感じた
どんな時でも、
気がつけば
そばにいたのは、あなた
変わってしまったものと
変わらずに
残っているものを
大切に抱えながら
わたしは
内にある帰る場所を
あらためて思い出していた
※私two-miracleの綴る詩は
内にある記憶や感情と、創作の中で重なり合う様々な愛のかたちを、丁寧に描いています。
この詩に触れた方が、 それぞれの心と記憶に、
静かに響きますように。
追記❀
当時、よく買っていた生クリーム大福です。
残念ながら
私は食べられなかったけど
息子たちにお土産。
さすがに2歳だった長男に
味の記憶は残っていませんでした。
* * *
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