Real man〜逆らう重力〜

画面越しの向こう
スーツ姿で
身を固めた
Real man
昨年
落ち葉のころに
つながった
狭い世界の縁で
沈みかけるわたしを
静かにすくい上げるひと
わたしは詩を書き
その人は俳句を詠む
かたちは違えど
言葉で内側に触れていく世界
からだが言うことがきかない日
それでも
陽だまりのような
ささやかなやりとりに
心がほどけた
わたしが
Realな声を
届けたからだろうか
少しだけ
奥にあるものを
ふっと差し出してくれた
外からはわからない
どこから見ても整った人
その奥に
俳句の行間に見えた影
だれの中にも
すきま風が吹く日が
あるのだと知る

どうしてこうも
不思議な巡り合わせなのだろう
なぜ
病で揺れているこのときに
そのひとに出会うのか
数えきれないほど通ったライブ
言葉の海で
酔いしれたあの頃
その人に
あまりにも
似すぎている
憧れのかたちが
今ここに
現れたのだろうか
あの頃のわたしなら
迷わず
気持ちが傾いていただろうに
今のわたしは
重力に逆らうように
ありえない場所に
まだ、立ち止まっている
※私two-miracleの綴る詩は
内にある記憶や感情と、創作の中で重なり合う様々な愛のかたちを、丁寧に描いています。
この詩に触れた方が、 それぞれの心と記憶に、
静かに響きますように。
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