光を探す春の日 | Beyond RE:BORN 〜その先の、わたしへ〜

Beyond RE:BORN 〜その先の、わたしへ〜

51歳主婦の詩集✎
2014年脊椎関節炎・軽症線維筋痛症発症(2017年寛解)2023年春再発。痛みを通して見つめた心の風景と、様々な愛のかたちを綴っています。その先のわたしへ向かう、小さな詩の記録です。


光を探す春の日




都会を

縫うように走る

首都高四号線


ガラス張りの

ビル群を

今日も

逆さまに眺める


通いなれるうち

いつかの喜びは

気づけば

かすんで見えていた


それでも

目に映るものを

変えていくのは

この心だけ



愛車は

わたしを運ぶ

やさしいシェルター


運転席は

大地のように

どっしりとしたあなた


助手席は

海のように

なだらかな母が

そばにいて

安心に

身をゆだねて


わたしは もう

ひとりで

踏ん張らなくていい

 

かぼちゃで生きる

からだは

顔まで黄色いけど


「これも悪くない」と

画面越しに

言い聞かせた



失ったのではなく

変わった今のわたしを


受け入れて

慈しんで


時に、なぐさめて



大きな病院の

ガーデンテラスも

こうして眺めれば

どこかの

観光スポット



あたたかくなったら

若葉にこぼれる

光を浴びながら


きっと

きっと

あなたと一緒に


そんな未来を

胸に秘めたまま


やわらかな

春の日向を探している



※私two-miracleの綴る詩は

わたしの心の内や創作の中に
同時に存在する、いくつもの
愛のカタチを描いています。
誰かを裏切ったり
否定する意図はなく
ただ、一人の人間の記憶として
心を込めて紡いだものです。


この詩に触れた方が
それぞれの心にある愛の記憶と
静かに響き合えますように。


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