それぞれの夜




「キミにも眠れない夜があるのね」


少し意外で驚いた


流れは忘れてしまったけれど

気づけば

互いの夜の越え方を

口にしていた


キミは

その答えが

降りてくるまで

深く潜りつづける


わたしは

思いを外に出して

結論を紙にひとつ


真っ暗を好むのは

同じ


眠りにつくとき

キミは

無音の

闇の中に包まれて


音がないと安心できない

わたしは

川のせせらぎに

身を任せて



こうして

誰もが きっと

眠れぬ夜を

抱えて過ごす


今宵も

それぞれのやり方で
息をととのえながら

夜は静かに

深まっていく



※私two-miracleの綴る詩は

わたしの心の内や創作の中に
同時に存在する、いくつもの
愛のカタチを描いています。
誰かを裏切ったり
否定する意図はなく
ただ、一人の人間の記憶として
心を込めて紡いだものです。


この詩に触れた方が
それぞれの心にある愛の記憶と
静かに響き合えますように。


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