謝罪の向こうで



なんでそんなに謝るの?

あなたのLINE、見てると

謝罪ばかりじゃない



謝罪の向こうの扉には
きっとあなたの本心
でも――わたしには見えない

この胸が疼く理由

それは、

過去にも似た傷を見つけたから



好きだったあの人が
わたしの元から去っていった、あの時

理由もきけず
引き止めもせず
抗わず
流れに任せた

それでも悲しかった
好きだったから
信じていたから

もう、あんな思いはしたくない
だから今も
必死に防衛線を張る

こんな展開――
ほんとうのところ

わたし自身の

心変わりもあるんだろうか




でも今は
答えも見つからない
見つけない

できるかぎり
おだやかに見守りたい

けれど
謝られてばかりは
やっぱり、しんどいよ

せめて一度だけ

あなたの中の

ほんとうを
見せてもらえたら


もう あんなふうに
しがみつきたくはないけれど

できることなら

信じるほうを

選びたい 


あの頃と

形が変わったとしても

まだ おなじ時を

刻んでゆきたいから



※私two-miracleの綴る詩は

内にある記憶や感情と、創作の中で重なり合う

様々な愛のかたちを、丁寧に描いています。

この詩に触れた方が、 それぞれの心と記憶に、 

静かに響きますように。