夜明けの輪郭

この痛みを
わかってくれる気がして
夜明けの光の中
私は 静かに涙するどうしてまた こうなるの?
私が上がったタイミングで
下がる出来事
繰り返される
親子のシーソーゲーム
幻想かもしれないけど
この、心の傷みを受け止めてくれる気がして
夜明けに
最初に浮かんだのは
あの輪郭
翌日 ここに来てくれたから
一瞬、話そうとしたけれど
薄い壁の向こうに遠慮して
私は口をつぐんだ
それもまた
大切な人を
傷つけないために
それでも
できることならこの痛みを
聞いてほしい
もしも、切り出したら
なんて答えるだろう
痛みを越えて
前を向こうとする姿が
どこか見えるから
なにか
学びがあるような気がしてる
あたらしい自転車を買ったと
照れながら話す姿に
帰り際
「今日もありがとう」
と手を振り見送る
颯爽と漕ぎ出す
後ろ姿を見ながら思う
また自由を取り戻せたら
不思議と思い浮かぶ
あの光景の場所で
いつか微笑みながら
語り合える日は
くるのだろうか
たとえ、その日が
想い描いた形でなくても
心は自らの光を
追い続けていきたい
※私two-miracleの綴る詩は
内にある記憶や感情と、創作の中で重なり合う様々な愛のかたちを、丁寧に描いています。
この詩に触れた方が、 それぞれの心と記憶に、
静かに響きますように。
