生きているだけでいい


もっと
こうしてあげればよかった
ああしてあげればよかった

あなたたちが
大事な時期に

なにもしてあげられなくて
淋しい思いをさせちゃった

さいしょに 
病気をしたとき
たくさん出てきた

子育ての後悔


でも
その後
わたしは 

神さまに祝福され
奇跡的に良くなった

元気になったから
後悔を取り戻したくて
頑張った




優しいママ
いつでも相談できるママ
理解のあるママ
友だちみたいに
一緒に遊びにいけるママ
自慢の綺麗なママ


なにより また
淋しい思いをさせたくない

わたしだって
あんな自分に
戻りたくなんてないから

過去を清算するように
必死に頑張ったの



そんなわたしを見て
ある時
友は言った


「あなたは もっと
あなたの人生を楽しんでいい」


そんなつもりはないのに

他人には そう
うつっているの?


でも 今 
時が経ってみて気づく

体が疲れていても 
息子たち優先


だって もう
あの時みたいに 
何もしてやれないママに
戻りたくなんてないもの


自分の時間を削って
睡眠時間を削って
それでも
一緒に過ごしてあげたかった

挙げ句
頼まれてもないのに
自らそうした


子育てだけじゃない

すべてにおいて

自分の
心やからだの声を無視して

わたしは私を
あと回しにした


今 あの時より
もっと動けなくなって
ようやく気づく




ママは 生きているだけで
十分だったのだと

ママは存在するだけで
子どもたちは幸せなのだと


わたしが寝てばかりいても
家事ができなくても
部屋が散らかっていても
ご飯が作れなくて
スーパーのお弁当ばかりでも
自分のことで精一杯で
まともに話し相手にすら
なってやれなくても


それでも

そのまんまの 
わたしで大丈夫だったのだと


どんなママでも
子どもは
大好きで
いてくれるんだと

こんなになって
ようやく気づいたの




あの頃と違うこと

今は
みんなが
わたしを助けてくれる

こんなに
頼ってばかりのママだけど


愛する
3人の息子たちへ


わたしを
ママに選んでくれて
ありがとう

※私two-miracleの綴る詩は

内にある記憶や感情と、創作の中で重なり合う

様々な愛のかたちを、丁寧に描いています。

この詩に触れた方が、 それぞれの心と記憶に、 

静かに響きますように。