あの頃のキミが教えてくれた | 〜力を抜いて生きていく〜

〜力を抜いて生きていく〜

51歳主婦の詩集✎
*2014年脊椎関節炎&軽症線維筋痛症発症2017年寛解
*2023年春再発→痛み広がり1度目より重い症状に。いつか今より元気になりこの宿命の答えを見つける日がくると信じ每日精一杯生きてます。様々な愛の形を詩にしています。拙い詩集ですがご覧ください✎



あの頃のキミが教えてくれた


キミが

とても小さかった頃


わんぱくなキミは
おうちになんて
いられないから

手にあまる
エネルギーを
発散しようと
毎日公園へ連れてった


でも キミは 
お友だちとは
なかなか
一緒に遊べない
 

お砂場で
みんなと
静かに座って
おままごと?  

そんなのは
夢のまた夢



木の枝を拾い
棒を振り回して

無邪気な笑顔で
公園の外側を
駆け抜けるキミ

時に繁みに隠れて
かくれんぼ

ふいに消えるから
いつも
ママを
心配させる


遠くで笑い声

公園のママたちは
どんな会話を
しているんだろう


私だって
あの輪の中に
入りたいのに

うまく
笑えない



キミのせいに
したくなるほど
ママはどこか
疎外感を感じていたの


でもね 

あれから
だいぶ時が経ち
気づいたの


ほんとうのわたしは
輪の中に
入りたくなんてなかった

何度も何度も
入ってみたけど

キミとおなじように
いつも
どこか
窮屈だった


キミは
あの頃から
それを教えてくれていた


“みんなの輪の中にいなくたって
ボクは楽しいよ
ボクだけの
自由な世界が

ここにあるんだ”

 
輪の中に
無理やり
連れ戻すんじゃなくて

キミと一緒に
繁みに入って

キミと同じ高さで
キミと同じ視点で
その景色を眺めて

わあ 
すごいねって

素敵だね
キレイだね
面白いね〜って

キミの目に映る
全てに
感動して
喜んであげれば
よかったんだね




あれから二十年  

今のママは
あの頃のキミのように
みんなとおなじに
過ごせなくなってしまったの

だから
あの頃の
キミを
お手本にして

周りと
おなじようには
できないけれど
 

みんなと違う視点から 

いまの

わたしに見える景色を 

そのまま
見つめていけばいい


すこしずつ
そう思えるように
なってきたよ


あの頃の
愛しいキミへ 

教えてくれて 
ありがとう


※私two-miracleの綴る詩は

わたしの心の内や創作の中に
同時に存在する、いくつもの
愛のカタチを描いています。
誰かを裏切ったり
否定する意図はなく
ただ、一人の人間の記憶として
心を込めて紡いだものです。


この詩に触れた方が
それぞれの心にある愛の記憶と
静かに響き合えます


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