黒うさぎのいる夜



不安で

眠れぬ夜


行き場のない思いを 

夜にぶつけて 

ノートをひらく



ある時は

息を整えるように 

丁寧に


ある時は
見るに堪えない

なぐり書きで

思いを綴っていく


そんなことを

幾度と

繰り返していくうちに

気づいたの


ずっと
ず・・っと求めていた

安心感


私は
ただ ただ
「安心したい」

それだけだった


不安のない世界に

行きたかった


でも それは

ないのだと気づいたの


生きている限り

不安は消せない


不安と共に

生きていくしかないんだ


それが

「生きている」ということ


からだの中心に
どっしりと居座る
不安と化した

黒いモンスター


ならば せめて
ちいさく 可愛い

黒うさぎに変身させて


中心から
そっと

小脇に添えてみる




時に
あっちいけ!

と蹴飛ばしてみるけど


蹴飛ばしたぶん

きみは

ちゃんと
倍返しで
わたしに

いじわるをしてくるから


何度も

何度も 


きみと

やり直して

仲直りして


ふたたび

手を取り合っていく


そうこうしているうちに 


なんか
ニクめないなあ
なんか
可愛いヤツだなあ


少しずつ

きみのことを

受け入れ

理解して

好きになれるのかもしれない


“安心”って 

きみを

追い払うことじゃなく 

そばに置いて 

同じ夜を過ごすこと

なのかもしれない


※私two-miracleの綴る詩は

わたしの心の内や創作の中に
同時に存在する、いくつもの
愛のカタチを描いています。
誰かを裏切ったり
否定する意図はなく
ただ、一人の人間の記憶として
心を込めて紡いだものです。


この詩に触れた方が
それぞれの心にある愛の記憶と
静かに響き合えます


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