自分を抱きしめる練習

ときどきわたしたちは
まちがえる
やりすぎる
自分を優しく扱えない
それはたいてい
自分のなかの弱さが
あふれてしまった時
そんな時は
結果に自分を責めて
うつむいてしまう
でも気付いたの
ほんとうの
「大切にする」って
完璧にできることなんだろうか
一度も転ばないことなんだろうか
もし、つまずいたとしても
つまずいた自分の手を
離さないこと
「自分を責めなくていいよ」
そう言って
泣きじゃくる私を
まるごと抱きしめてあげること
そして
「またやりなおせる」って
明日の私に
引き継いであげること
そう
今日の私は
生き延びるために
それを選択したのだから
たとえそれが
小さな傷になったとしても
その選択は
生きる力の証だったはず
だからもう責めないで
そのかわりに
ぎゅっとわたしを
抱きしめてあげて
何度でも
何度でも
愛し直しながら
きっとわたしたちは
「ほんとうの愛」を理解できるひとに
なってゆけるから

※私two-miracleの綴る詩は
わたしの心の内や創作の中に
同時に存在する、いくつもの
愛のカタチを描いています。
誰かを裏切ったり
否定する意図はなく
ただ、一人の人間の記憶として
心を込めて紡いだものです。
この詩に触れた方が
それぞれの心にある愛の記憶と
静かに響き合えますように。