びっくりしましたねー、
でもさすがプロ、中嶋監督らしいと思いました。
オリックス・バファローズの中嶋聡監督が6日、
今季限りでの辞任を電撃的に表明しました。
リーグ4連覇を目指した今季は、
主力投手の流出のうえ、故障者続出で苦しみ、5位に低迷。
9月初旬に受けていた続投要請を固辞しました。
中嶋監督は2020年途中の監督代行から2021年に監督就任、
リーグ優勝3度、日本一1度を成し遂げました。
中嶋監督は
「責任、取ります。来年、監督をやることはないです。
自分の人生の中で、最高の6年間だった。感謝しています」。
今季仙台での対東北楽天戦の最終戦を終え、
仙台市内の宿舎に選手やコーチ陣、スタッフら全員が集合して、
自身の口から初めて、
今季限りでユニホームを脱ぐことを伝えました。
その後、報道陣に、
「もう一回やり返したいという気持ちはありましたけど、
やり返すのなら新しい形の方がいい」。
就任4年目はほぼ上位争いに絡めず、5位と低迷。
「優勝していたチームが、ここまで落ちることの責任を取りたい。
今年で辞任します」。
昨年オフも「一年一年が勝負」と単年契約を更新。
9月上旬に球団から続投要請がありましたが、返答は保留。
9月22日の京セラドーム大阪での北海道日本ハム戦で、
CS進出の可能性が完全消滅し、
引き際を決断したのが、この前後だったとみられています。
監督自身、選手として初めて1軍出場した18歳から休むことなく、
戦い続けてきたこともあり、
自分自身と向き合った上で気持ちを整理したようです。
同じ阪急、オリックスOBの先輩で、
監督時代の背番号78を受け継いだ福良GMからも、
複数回にわたって慰留を受けましたが、
一度固めた決意は変わることはありませんでした。
周囲のごくわずかにだけ意向を伝え、
シーズン全日程を終えるまで公表を避けたのも、
プロ監督としての姿勢。
ダゴさんはすぐにしゃべっちゃいますけど…。
球団は内部昇格を軸に後任選びを急ぐことになり、
すでに内部昇格を軸にリストアップしていて、
オリックスひと筋で433試合に登板した、
岸田護投手コーチが有力候補に挙がっています。
2019年の引退後は、指導者として投手育成担当で、
新人時代から見てきた宮城投手がエースとして活躍し、
内野手では紅林選手も不動の正遊撃手に成長しました。
「楽しみな選手はいますし、行く末は見たいですけど。
いつか終わりは来る。ここで、って決めたわけですから…」。
勝利と育成を両立させた、中嶋監督。
プロですねー、引き際にしても考えにしても、
その中嶋監督のコメントもプロ。
選手には責任はこちらにあるから思い切ってやってくれと言っていました。
それを考えれば3連覇していたチームが
ここまで落ちるということに関しての責任はしっかりと取りたいと思います。
球団には、強く引き止めていただいたのですけれど、
何かが足りない中で、
新しいことを始めるときには新しい人がやるべきだと思います。
良い思いもさせてもらいましたし、
悔しい思いも辛い思いもしましたけれど、
それをこのメンバーで共有できたということを感謝しています。
楽しかったですね。ありがとうございました。
中嶋監督、ご苦労様でした。
また以前に監督シートにもご招待いただきまして、
少ない回数ですが観戦させていただき、
ありがとうございましたー。