野球は試合時間が長いケースもあって、
最近では時間短縮を進めていますが、
日本プロ野球もついにタイブレークを考えているようです。
日本野球機構と12球団が、
「延長タイブレーク制」の導入を検討することで、
早ければ来季からの採用に向けて、
今後、議論を重ねていくことになりました。
より勝敗が決しやすく、
選手の負担軽減や試合時間短縮にもつながっていて、
導入されれば画期的な制度変更となります。
タイブレークは延長回の初めから塁に走者を置き、
得点が入りやすくなる特別ルール。
導入されれば、
ファンの最大の関心事である勝敗がはっきりとつき、
消化不良が解消されます。
来季以降を見据えて、近く本格的な検討が始まるようです。
今季では計20試合の引き分けのうち、
雨天コールドなどを除く18試合が延長12回引き分け。
リーグ再開初戦だった6月21日の、
ナイとゲームでの北海道日本ハム―東北楽天戦は、
史上初の両チーム外国人選手の満塁弾などで盛り上がりましたが、
9―9で決着がつきませんでした。
終了は22時23分で、
翌日の同じ試合で14時開始のデーゲームがあり、
こうした日程面の負担軽減が見込まれます。
アマチュア球界は高校、大学、社会人がすでに採用。
メジャーリーグでは、
コロナ禍だった2020年に特別ルールとして始まり、
延長10回から、ノーアウト2塁で実施しています。
これまでもリプレー検証(リクエスト)、
コリジョンルールなど、
新ルールをメジャーリーグの数年遅れで導入した経緯もあり、
さらに、WBC、オリンピック競技などでも採用されており、
国際大会への対応にもつながっていきます。
2023年WBCでは、日本チームの試合は、
タイブレークのケースはありませんでしたが、、
直前合宿から、
10回以降のノーアウト2塁の想定した練習を導入してました。
2023年11月のプロ、アマ合同の日本野球規則委員会では、
NPB(日本プロ野球機構)は導入しない方針が示されていました。
その中で、NPBの専門委員会は、
導入の場合のメリットやデメリットの調査を開始しています。
今後、開始回や場面など、
さまざまな意見を出し合って、導入への道を探っていく予定です。
新しいルールの導入は最初は戸惑いますが、
国際的な流れもあるしいいと思います。
その2ではいろんなルールを見てみましょう。