TPA1517用生基板のパターン設計を間違えてしまった。

修正や修理では追い付かないレベル。

パターン修正して新たに基板発注したが、2週間のロスである。

 

しばらく、TPA1517のPAはお預けになったが、

その間にディスクリートPAの定数を検討していく。

回路は対称型とする。

 

 

電源電圧は、LED9個で16.32Vになる予定。

初段FETには、1.4mAほど流れ、二段目のTrには9.7mA流れる。

この回路で、裸のゲインは、7倍ほどと計算できる。

無帰還なので、丁度良いくらいと思う。

 

初段FETは、K246-J103を使ったが、生産中止で流通在庫しか手に入らない。

価格も昔と比べて、倍以上になっている。

Idssのばらつきは、J103はほぼ揃っているが、K246は広くばらついている。

 

今後は、イサハヤ電子のK2880-J498が同等品で使いやすいか?

 

この回路は、ラインアンプにもそのまま使える。

歪の打消し効果が狙えるだけに、FET1石回路より歪は小さいはずである。

ただ、音の方はどうなんだろう?

 

たぶん、原信号に近いのは、FET1石だとは思うが、

それが必ずしも自分の耳に心地よいかどうか?

 

二段目のTrで心地よい音に近づけることが可能な対称回路も

これからの楽しみと言えないことは無い。