6月3日、令和元年度危険物危険物安全大会が東京・千代田区のルポール麹町で開催されました。
 この大会は、危険物の保安に対する意識の高揚及び啓発を推進することを目的に、危険物保安功労者、優良危険物関係事業所、危険物安全週間推進標語及び危険物事故防止対策論文の表彰を行うもの。主催は、総務省消防庁、全国危険物安全協会、危険物保安技術協会。

 

 

 


消防庁長官表彰では、
黒田武一郎消防庁長官より各賞に対し表彰状が贈られました。

消防庁長官表彰

危険物保安功労者表彰

永年にわたり、危険物関係事業所等において危険物の取扱い等に関する技術の向上、施設の改善等により、危険物の安全管理の推進に努めるとともに、危険物の安全管理に関する教育、啓発等を通じて危険物の保安に関する行政の推進に協力し、もって国民生活の安全の確保に顕著な功績のあった個人又は団体を表彰。

 

危険物保安功労者表彰(個人)
受賞:28人
代表受領者
  鈴木 厚:一般社団法人静岡県危険物安全協会連合会理事(静岡県)

 

危険物保安功労者表彰(団体)  
受賞:4団体
 代表受領者
  加古川市保安防火協会(兵庫県)

   

優良危険物関係事業所表彰

 危険物関係法令の遵守はもとより、危険物施設の位置、構造及び設備並びに危険物の取扱いに係る保安上の措置の自主的かつ積極的推進、危険物の安全管理に関する教育の徹底等を通じて危険物の保安に関する行政の推進に協力し、もって国民生活の安全の確保に顕著な功績のあった危険物関係事業所を表彰。

 

受賞:39事業所
 代表受領者
  富士フイルムワコーケミカル株式会社 広野工場(福島県)
  広野工場長 小島 理 氏 




危険物安全週間推進標語

危険物の保安に対する意識の高揚及び啓発を図るため「危険物安全週間」を推進し、危険物事故の防止と危険物の貯蔵・取扱いの安全を呼びかけるために募集された標語の入選作品を表彰。令和元年度の標語への応募数は、1万1,694作品。

  
 (最優秀作)
 「無事故への 構え一分の 隙も無く」
 神奈川県川崎市 杉本湘路さん


平成30年度危険物事故防止対策論文

危険物施設等における事故事例を教訓とした事故防止対策や事故防止に係る技術の開発・改善等を図ることを目的に募集した論文の入選作品を表彰。

 

論文タイトル
 移送ポンプ設備の位置変更に起因して発生した埋設配管からの流出事故について

受賞者
 日下部 徹さん・東京消防庁深川消防署

 

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続いて、
全国危険物安全協会理事長表彰が行われ
佐藤和寿理事長より各賞に対し表彰状が贈られました。

危険物保安功労者(個人)
受賞:46人
 代表受領者
  山形県危険物安全協会連合会(山形県)
  遠藤靖彦会長



危険物保安功労者(団体)
受賞:3団体
 代表受領者
  七尾鹿島防火協会(石川県)


優良危険物関係事業所表彰
受賞:48事業所
 代表受領者
  丸高石油株式会社 館山八幡サービスステーション(千葉県)
  髙橋幸民・代表取締役 



感謝状
受賞:26人
 代表受領者
  公益財団法人福岡県危険物安全協会

  衛藤洋八・前 副会長



全国危険物安全協会理事長賞
危険物安全週間推進標語  
 (優秀作)
 「凜とした 姿勢で挑む 危険物」
 福島秀司さん(島根県大田市)


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最後に、
危険物保安技術協会理事長表彰が行われ
緒方俊則理事長より各賞に対し表彰状が贈られました。

 

平成30年度危険物事故防止対策論文

 

危険物保安技術協会理事長表彰賞(1件)
論文タイトル
 自主保安を促進するために組織に必要なこと

受賞者

 山口県総務部消防保安課

(前 山口県宇部健康福祉センター)

 勢登俊明さん

 

奨励賞(1件)
論文タイトル
 AAA(安全・安定・安心)活動への取組

受賞者

 東ソー株式会社 南陽事業所 ポリマー製造部 ペースト塩ビ課

 佐貫亮介さん

  

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消防庁長官感謝状(2人)

秋草学園短期大学学長・淑徳大学名誉教授

北野 大 氏

千葉商科大学国際教養学部学部長
宮崎 緑 氏

 

表彰は以上。

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 本日受賞した全受賞者を代表して謝辞が行われました。
受章者代表謝辞

 宇野松人・鳥取県危険物保安協会連合会会長



最後に
危険物安全大会宣言が
荒田一正・(一社)北海道危険物安全協会連合会会長
により読み上げられました。

 

危険物安全大会宣言
 
 私達は、危険物安全大会を機に、危険物に起因する災害の未然防止が、豊かで活力ある地域の振興や産業、経済の進展に寄与するものであることを再認識し、各自に課せられた社会的責任を果たすため、改めて次のことを誓います。
一、危険物の保安に関する知識、技術の向上を図り、危険物災害の防止に努めます。
一、危険物に関する法令を遵守し、自主保安管理体制の確立を図ります。
一、会員相互の啓発を図り、もって危険物保安に関する資質の向上に努めます。
右宣言します。


安全宣言終了後、式典は全て終了しました。

式典終了後、別室において -
記念講演

 

秋草学園短期大学学長・淑徳大学名誉教授

北野 大 氏 による
演題 「安全・安心な社会を目指して」が行われました。

 

 

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