雑誌・近代消防 連載の
考えながら学ぶ違反処理法学
－迷ったときの違反処理ナビＱ＆A－
第20回に寄せられた質問
第20回 平成26年（2014年）１月号〈2013年12月10日発行号〉 掲載分
《Ｑ155》
防火管理に係る消防計画の内容に関して、各地の消防機関によって考え方がまちまちで統一性がないという話を聞きます。特に全国展開しているような事業者からは、同じ法令に従って消防計画が作成されているのに消防機関によってはそれを認めたり又は認めなかったりで、こうした消防機関の対応そのものに不信感が湧いているという批判もあります。
この様に消防機関の間にバラバラな考え方や対応があったのでは防火管理業務に係る法令違反に対して安心して違反処理などできないと思うのですが、どうなのでしょうか。
《Ｑ156》
自動火災報知設備やスプリンクラー設備の設置命令（あるいは義務）違反に伴って実況見分を行う場合、防火対象物のどの部分をどれくらい写真撮影すればいいですか。
《Ｑ157》
消防法第９条 や第９条の４ の規定で、火気使用設備等や指定数量未満の危険物等について火災予防上必要な事項は市町村条例で定めるよう委任されていますが、この様に委任条例で定めら《Ｑ158》最近、福山市のホテル火災や長崎市のグループホーム火災を受けて、消防の違反処理を充実させる一環で、政令市等への研修派遣や弁護士さんへの相談事業などが創設されています。この連載が違反処理の充実を目指しているという立場から、こうした状況に何か感想があるのではなれているものと、単に地方自治法第14条の規定に基づいて定められた条例は消防法上どの様なところで区別されているのでしょうか。
《Ｑ158》
最近、福山市のホテル火災や長崎市のグループホーム火災を受けて、消防の違反処理を充実させる一環で、政令市等への研修派遣や弁護士さんへの相談事業などが創設されています。この連載が違反処理の充実を目指しているという立場から、こうした状況に何か感想があるのではないかと推察しますが、ご意見でも聞かせて頂ければ幸いです。
《Ｑ159》
倉庫に指定数量以上の危険物が無許可で貯蔵されていた場合、これを除去させるには消防法第５条の３ と同法第16条の６ のいずれかの規定が良いと思うのですが、両規定の適用について何か問題があるでしょうか。
《Ｑ160》
従来から消防法違反が認められた防火対象物に破産法の規定に基づく破産管財人や会社更生法に基づく保全管財人が選任された場合、当該破産管財人等を消防法令上の義務者と解してその後違反処理を進めていくことは特に差し支えないのでしょうか。
回答は、
近代消防（2014年）１月号〈2013年12月10日発行号〉に掲載
| 〈カラーグラビア〉 | |
| ■ | 消防団１２０年・自治体消防６５周年記念大会 天皇皇后両陛下ご臨席のもと、盛大に開催 |
| ■ | フィリピン・レイテ島で台風３０号による高潮被害が発生 日本から国際緊急援助隊・医療チームを派遣 |
| ■ | 死者２人、負傷者１５人 廃油再生工場で爆発事故発生 |
| ■ | ファイヤーフェスティバル２０１３ｉｎ豊島（東京消防庁）／平成２５年秋の火災予防運動－各地で多彩な取組／消防フェア２０１３（藤沢市消防局） |
| ■ | 海外派遣に備えた国際消防救助隊の連携訓練（新潟市消防局）／航空機事故を想定した大規模訓練に参加（東京消防庁） |
| ■ | 南海トラフ巨大地震を想定した土佐清水市三崎浦地区の津波避難訓練 |
| ■ | 帝国繊維株式会社が提案する消防団の新型防火服「ベストガードⅢ」 |
| ■ | 【ファイヤートピックス】 |
| 山武郡市広域行政組合消防本部／東京消防庁麻布消防署／座間市消防団／甲府地区広域行政事務組合消防本部／大津市消防局／河内長野市消防本部／猪名川町消防本部／山鹿植木広域消防本部 |
| 《社説・消防評論》 時には温故知新のゆとりを | |
| ■ | 消防庁と消防専門誌紙との意見交換会 消防のチーム力を向上させ、国民の期待に応えるべく、いっそうの邁進を －大石利雄消防庁長官から消防職員へのメッセージ－ |
| ■ | 「屋外イベント会場等火災対策検討部会報告書」について |
| ■ | ガソリン携行缶本体の注意表示の充実について |
| ■ | 平成２４年度消防職員委員会運営状況の概要と実現事例等について |
| ■ | 違反処理に関する基本的諸問題について（中篇） |
| ■ | 高齢者福祉施設の防火規制は人のことこそ大事 |
| ■ | 〈災害特報〉福岡市博多区整形外科医院火災② ◎耐火建築物の診療所でなぜ？ ◎診療所火災について思うこ |
| ■ | 三郷市における実践的防災教育総合支援事業 小・中学校合同避難訓練 |
| ■ | 高知県土佐清水市三崎浦地区の津波避難訓練に学ぶ －１００歳を超える高齢者も積極的に参加－ |
| ■ | 命を守るプロジェクト －山岳救助事故に対応する取組－ |
| ■ | 九州大学の全学教育に消防本部職員が講師として協力- |
| ■ | 危険物施設における実火災を想定した消火訓練 ～郷土、地域を守る防災リーダーの育成～ |
| ■ | 火の見櫓からの風景 －消防団員が撮影し展示する予防消防活動 |
| ■ | 将来を担う中学生に防災教育を －名古屋市立山王中学校１年生への取組－ |
| ■ | 「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」が公布 |
| ■ | 高層建築物等における歩行困難者等の避難安全対策 |
| ■ | 東日本大震災の被災地から私達は何を学ぶべきか 「釜石の奇跡」、志津川、雄勝病院、そして約四半世紀の執行猶予期間の生かし方 |
| ■ | 東日本大震災と津波火災 |
| ■ | 全国消防最前線(73) |
| 栃木県メディカルコントロール小山・芳賀地域分科会
・現場を知る救急救命士が中心に事務局を運営 －小山・芳賀地域分科会－ |
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| ■ | ５年に一度のビッグイベント！ 防災から身を守る製品やサービスが集結 東京国際消防防災点２０１３ |
| ■ | 東京国際消防防災展の（株）モリタグループのブースでJAzzピアニストの中山千尋さんがスペシャルジャズライブを開催！ |
| ■ | ガスコンロの火災事故の傾向と今後の課題 |
| ■ | 元消防官の加藤裕泰さんが 救助工作車のペーパークラフトを制作！ |
| ■ | ＜特別付録＞ 消防ダイアリー２０１４年版 |
| 〈時の視点〉 伊豆大島の土石流災害の衝撃 ～発表されなかった避難勧告～ |
| ＝ 連 載 ＝ |
| ■〈新連載〉予防よもや話① ・予防業務の重要性 |
| ■〈新連載〉特命：目で聞け１１９番・緊急通報 ・視聴覚障害者用１１９番受信システム構築物語① |
| ■救急活動事例研究⑦ ・交通事故によるＣＰＡで病院到着まで心室細動が継続した１例 －水戸市消防本部 ・再発するＶＦ／ＶＴに対し１０回の除細動を実施、ドクターカートの連携で社会復帰に至った事例 －新潟市消防局 |
| ■特異火災原因事例シリーズ⑬ 単独荷卸し中の危険物移動タンク貯蔵所火災 －川崎市消防局－ |
| ■国際消防防災事情(39) 日本・ミャンマー国際消防防災フォーラムの開催 |
| ■考えながら学ぶ違反処理法学⑲ |
| ■今さら聞けない資機材の使い方 〔第10回〕聴診器 |
■ 気象災害から学ぶ(60) |
