近代消防 2015年(平成27年)1月号
予防技術検定模擬テスト NO.79
掲載問題のいくつかを紹介
予防技術検定模擬テスト〈解答と解説〉は、
近代消防 2015年(平成27年)1月号で紹介
〔共通〕 問1
次の防火対象物のうち、消防法令上、当該防火対象物の管理について権原を有する者が必ずしも防火管理者を定める必要がないものを1つ選べ。ただし、いずれの防火対象物も収容人は50人以上であり、かつ、当該防火対象物の外壁及び床又は屋根を有する部分が電気工事等の工事中のものとする。
⑴ 地階の床面積の合計が1,000㎡、地階を除く階数が11、かつ、延べ面積が1万㎡の新築の工事中の建築物
⑵ 地階の床面積の合計が3,000㎡、地階を除く階数が5、かつ、延べ面積が5万㎡の新築の工事中の建築物
⑶ 地階の床面積の合計が4,000㎡、地階を除く階数が7、かつ、延べ面積が3万㎡の新築の工事中の建築物
⑷ 地階の床面積の合計が5,000㎡、地階を除く階数が3、かつ、延べ面積が4万㎡の新築の工事中の建築物
〔消防用設備等〕 問1
次の開口部のうち、消防法令上、防火対象物点検及び避難器具の設置の要否に係る「避難上有効な開口部」として必要な要件を満たしているものを1つ選べ。
ただし、当該開口部は、格子その他の容易に避難することを妨げる構造を有しないもので、かつ、開口のため常時良好な状態に維持されているものとする。
⑴ 床面から開口部の下端までの高さが20㎝で、直径1mの円が内接することができる開口部
⑵ 床面から開口部の下端までの高さが15㎝で、幅が95㎝、高さが1.1mの開口部
⑶ 床面から開口部の下端までの高さが10㎝で、幅が80㎝、高さが1.5mの開口部
⑷ 床面から開口部の下端までの高さが5㎝で、幅が70㎝、高さが1.8mの開口部
〔防火査察〕 問1
立入検査に関する記述のうち、不適当なものは次のうちどれか。
⑴ 立入検査については、罰則によってその実効性が担保されているので、相手方が抵抗した場合は、業務の効率化を図るため、その抵抗を排除して立入検査を行うべきである。
⑵ 検査の実効性を高めるためや、危険箇所への立入りの際、安全確保等の観点から必要に応じ検査場所の状況に精通した者の立会いを求めるべきである。
⑶ 立入検査に際し、相手方から暴行等を受けた場合は、速やかに上司に連絡をとるとともに、警察に通報するなど適切な措置を講じ、証拠の保全を図る必要がある。
⑷ 消防職員は、立入検査において知り得た関係者の秘密は、正当な理由なくして漏らしてはならないが、職務上必要な事項として、上司に立入検査結果を報告する場合等は、正当な理由があると考えられる。
〔危険物〕 問1
屋内貯蔵所における類を異にする危険物の同時貯蔵禁止の例外とされているものとして、誤っているものはどれか。
⑴ 第2類の危険物と第6類の危険物を貯蔵する場合
⑵ 第4類の危険物のうち有機過酸化物又はこれを含有するものと第5類の危険物のうち有機過酸化物又はこれを含有するものを貯蔵する場合
⑶ 第1類の危険物と第6類の危険物を貯蔵する場合
⑷ 第3類の危険物とその保護液の用に供するための第4類の危険物を収納した容器を貯蔵する場合
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〈カラーグラビア〉
■ | 長野県北部を震源とする地震(26年11月22日(土)) |
■ | 志賀原発で原子力総合防災訓練/大規模災害対応訓練 みちのくALERT2014 |
■ | エボラ出血熱を想定 東京都感染症対策訓練(東京都福祉保健局、病院経営本部) |
■ | 平成26年度第2回集団災害対応訓練(さいたま市消防局) |
■ | 第24回全国消防操法大会(総務省消防庁、(公財)日本消防協会)/激励交流会/地域を守る消防防災展・消防団の交流物産展 |
■ | 第30回日中消防協会定期協議会/第20回全国女性消防団員活性化ちば大会(総務省消防庁、(公財)日本消防協会 他) |
■ | 平成26年度秋季全国火災予防運動-全国各地で多彩な取組/第36回千葉県消防音楽隊フェスティバル(千葉県消防長会) |
■ | 第5回全国消防職団員綱引大会横浜市で開催(全国消防綱引連盟) |
■ | 【ファイヤートピックス】 |
能代山本広域市町村圏組合消防本部/芳賀地区広域行政事務組合消防本部/東京消防庁小金井消防署/三市(尾張旭市・長久手市・瀬戸市)消防行政連絡協議会/京都市消防局・西京消防団/河内長野市消防本部/奈良県広域消防組合消防本部/防府市消防本部 |
《社説・消防評論》 阪神・淡路大震災20年で考えること-木造モルタル造りはもうやめよう- | |
■ | 〈特別企画〉阪神・淡路大震災から20年(前篇) |
・安全神話の崩壊と同時多発災害への対応 | |
■ | 消防法施行令の一部を改正する政令等の概要 |
■ | 消防力の整備指針及び消防水利の基準の改正について |
■ | 都道府県における図上訓練の実施状況に関するアンケート結果等について |
■ | 平成26年4月と5月に岩手県で発生した林野火災における状況と教訓(岩手県総合防災室防災危機管理監) |
■ | いわゆる「吉田調書」への反論 ~福島原発事故と闘った隊員たちの名誉のために~ |
■ | 高度救助隊が教える市民レスキュー養成講座 ~高度救助隊 もうひとつの役割~(明石市消防本部) |
■ | 湘南モノレール(懸垂式モノレール)で多数傷病者対応訓練を実施(鎌倉市消防本部) |
■ | 高層・大規模ビル3棟が災害時応援協定を締結(東京消防庁芝消防署) |
■ | 藤沢市消防局が「雑居ビル夜間特別査察」を実施 |
■ | 11月5日は津波防災の日 仙台市で「津波防災の日シンポジウム」を開催 |
■ | エボラ出血熱感染地域(西アフリカ地区)に対する支援 患者の緊急移送用車両・病院向けベッドを寄贈~車両空輸出発式を開催~ |
■ | 札幌市の公園における放火-時間的・気象学的因子に関する分析-(北海道医療大学生命基礎科学講座 西 基) |
■ | インドネシア・スマトラ島沖大地震における津波火災の発生状況と復興状況の調査(前編)(東京理科大学大学院火災科学研究科教授 小林恭一) |
■ | コロンビアの災害時譲渡国際貢献(メデジン市役所危機管理室 伊藤義博) |
■ | 第3回愛知県消防連合フェアー繋(つながり) |
■ | ダイムラー社製 高機動型 四輪駆動トラック メルセデス・ベンツ ウニモグ「ウニモグは決して諦めない」 |
■ | 全国消防最前線(85) |
双葉地方広域市町村圏組合消防本部 -精鋭で柔軟な組織形成により消防力を強化- |
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■ | 〈東西南北 消防団訪問レポート(63)〉 広野町消防団 地域に密着した消防団活動を行い町の復興、避難住民の帰町を加速させる |
■ | Security & Safety Trade Expo 2014 危機管理産業展2014 治安関係者限定の国内唯一のテロ対策専門展 テロ対策特別装備展 '14 |
〈時の視点〉残された課題 ~「土砂災害防止法」改正~ |
= 連 載 = |
■〈新連載〉小さな命を救え、災害時の母子救護① 小さいけれど、大きな未来を抱えた「いのち」 国立保健医療科学院 生涯健康研究部主任研究官 吉田穂波 |
■〈連載〉より良い共助社会を創造するために(その3) |
■予防よもや話⑬ ・予防行政における接遇について |
■特異火災原因事例シリーズ(25) 電子レンジから出火した火災 -仙台市消防局- |
■国際消防防災事情(50) 日本・カンボジア国際消防防災フォーラムの開催 |
■考えながら学ぶ違反処理法学(32) |
■今さら聞けない資機材の使い方 〔第21回〕化学防護服 |
■災害図上訓練DIGを活用した災害対策あれこれ⑥ スマトラ島沖インド洋大津波から10年 |
■(続)特命:目で聞け119番・緊急通報!④ 視聴覚者用119番 受信システム構築物語 |
■消防官のための地方自治法入門⑦ ゠テスト問題付゠ |
■消防官物語Ⅲ⑤ 消防改革 |
■気象災害から学ぶ(72) 冬のミニ台風(ポーラロウ) |
■歯医者さんが教える歯と口腔の健康管理(42) 歯科からの食育 |
■守り人(32) |
■ 〈災害史探訪〉(85) 戦時下の2つの大震災 |
■消防・防災雑感 消防庁長官としての体験を中心に(22) 都道府県の消防における役割 |
■赤色灯(85) |
■安全・安心の窓(20) 危険への接近 その間合い |
■その気持ち、伝わっている?(11) |
■ファイヤーダイアリー2015 (50) |
■最近の災害(平成26(2014)年10月) |
■日本のこころ能のおはなし(46) |
■最近の主な通知〈平成26年10月1日~10月31日〉 登載通知=救急業務実施基準の一部改正について(平成26年10月31日 消防救第186号)ほか |
■ 昇任試験実力養成講座〈解説つき〉 No.574 さらに充実した問題 =共通(消防士長・消防司令補)、消防司令、小論文(消防司令用) = |
■〈解説つき〉予防技術検定模擬テストNo.79 -共通、消防用設備等、防火査察、危険物- |
■ 消防防災の動向・Fire Topics(全国各地の動き)・新商品紹介コーナー |