近代消防 2014年（平成26年）７月号
予防技術検定模擬テスト NO.７３
掲載問題のいくつかを紹介
予防技術検定模擬テスト〈解答と解説〉は、
近代消防 2014年（平成26年）７月号で紹介
〔共通〕問１
屋外における火災の予防又は消防活動の障害除去のための措置命令等に関する次の記述のうち、消防法令上誤っているものを１つ選べ。
⑴ 消防署長は、屋外において火災の予防に危険であると認める危険物の所有者に対して、当該物件の除去を命ずることができる。
⑵ 消防署長は、屋外における喫煙行為が火災の予防に危険であると認める場合、当該行為者に対して喫煙行為の禁止を命ずることができる。
⑶ 消防署長は、屋外におけるたき火が火災の予防に危険であると認める場合、当該行為者に対して消火準備を命ずることができる。
⑷ 消防署長は、火災の予防に危険であると認める物件の所有者等を確知することができず、これらの者に対し、必要な措置をとるべきことを命ずることができないときは、当該市町村の負担において当該消防職員に当該物件の除去等の措置をとらせることができる。
〔消防用設備等〕問１
消防法令において消防設備士が行うこととされている届出手続きに関する次の記述の空欄を埋める言葉のうち、誤っているものを１つ選べ。
（ １ ）消防設備士は、消防設備士でなければ行ってはならないとされる（ ２ ）をしようとするときは、その（ ２ ） に着手しようとする日の（ ３ ）前までに、総務省令で定めるところにより、工事整備対象設備等の種類、工事の場所その他必要な事項を（ ４ ）に届け出なければならない。
⑴ 甲種 ⑵ 工事
⑶ 一週間 ⑷ 消防長又は消防署長
〔防火査察〕問１
消防法（以下「法」という。）の違反処理に関する記述のうち、不適当なものは次のうちどれか。
⑴ 法第17 条第２項により委任されている条例基準違反に対して、法第17 条の４第１項に基づく消防用設備等の設置維持命令を発動した。
⑵ 小規模雑居ビルの立入検査において、火気使用場所の存する防火戸が撤去され、かつ、当該階より上階で複数の無窓階の防火戸が撤去されているのを確認し、火災が発生した場合における人命の危険を除去することができないと認めたので、法第５条の２第１項第２号により当該火気使用場所の使用を停止する命令を発動した。
⑶ 劇場の立入検査において、竪穴区画に設けられた防火戸、防火シャッターにくさび等して、閉鎖できなくしていることを確認し、避難又は防火上必要な構造及び設備の管理が不適正であると認めたので、法第８条第４項により、防火管理を適正に行うよう警告を発動した。
⑷ 百貨店の立入検査において、自動火災報知設備の受信機が作動しないことを確認し、消防用設備等の維持管理が不適正であると認めたので、法第５条第１項により、当該自動火災報知設備の受信機を改修する命令を発動した。
〔防火査察〕問２
消防法（以下「法」という。）の違反処理等に関する記述のうち、不適当なものは次のうちどれか。
⑴ 法第17 条の４第１項により避難器具の設置命令を発動したが、関係者に配慮して法第17 条の４第３項の公示は実施しないこととした。
⑵ 法第５条第２項中の「確知」とは、名あて人が現場に居合わせる場合等、氏名及び住所を知ることができる場合に限らず、その者を特定することのできる場合全般をいう。
⑶ 立入検査の実施に際し、過去の違反状況等を勘案し、階段部分への物件の存置が予想される場合は、関係者に事前の通告をせずに立入検査を実施する必要がある。
⑷ 法第８条の２の３第１項に基づく防火対象物点検の特例認定を受けている物品販売店舗の立入検査を実施した際、避難通路に物品が存置されている消防法令違反を現認したので、特例認定の取消しをするための聴聞の手続きを開始した。
〔危険物〕問１
予防規程に関する次の記述のうち、誤っているものはいくつあるか。
ａ．一定の製造所等については、予防規程を定め、市町村長等に届け出なければならない。
ｂ．市町村長等は、火災の予防のため必要があるときは、予防規程の変更を命ずることができる。
ｃ．予防規程には、災害その他の非常の場合に取るべき措置に関することも定めなければならない。
ｄ．予防規程の制定義務違反については、当該製造所等について、期間を定めてその使用の停止を命ずることができる
⑴ １つ ⑵ ２つ
⑶ ３つ ⑷ ４つ
予防技術検定模擬テスト〈解答と解説〉は、
近代消防 2014年（平成26年）７月号で紹介
〈カラーグラビア〉
| ■ | 町田市マグネシウム加工工場爆発火災（東京・町田） |
| ■ | 指導救命士養成研修を開始（救命振興財団） |
| ■ | 平成26年度東京消防庁・世田谷区合同水防訓練 |
| ■ | 拠点機能形成車両及び大規模風水害対策車両を公開（大阪市消防局） |
| ■ | 福島市消防本部高度救助隊発隊式（福島市消防本部）／第２回国民保護ＣＲテロ初動セミナー（放射線医学総合研究所） |
| ■ | 平成26年水の消防ページェント（東京消防庁）／自衛消防訓練デリバリーサービス(東京防災設備保守協会) |
| ■ | 第40回全国消防親善ラグビー大会盛岡大会／消防殉職者慰霊祭（江戸消防記念会） |
| ■ | 【ファイヤートピックス】 |
| 岩内・寿都地方消防組合消防本部／三郷市幼年消防クラブ／東京消防庁小岩消防署／大和市消防本部／永平寺町消防本部／静岡市消防局／総社市消防本部／天草広域連合消防本部 |
| 《社説・消防評論》 指導救命士の活躍に期待する！ | |
| ■ | 〈特別企画〉 |
語り継ぐ危険物大災害 |
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| 宝組勝島倉庫爆発火災から50年 －消防職団員19名が殉職した爆発火災を顧みて－ | |
| ■ | 消防法施行規則の一部を改正する省令の概要 |
| ■ | 「高齢職員の能力・経験の活用等に関する」報告書の概要 |
| ■ | 第11期東京都住宅防火対策推進協議会報告書 |
| ■ | 特殊消防用設備等講演会 「建築物と消防設備”ルートＣ”」開催 |
| ■ | 〈特別寄稿 東アジアの災害情報〉 バングラデシュの縫製工場ビル倒壊事故とベトナムのＢＡＲ火災 |
| ■ | 全国消防最前線(79) |
| 第７回 階段駆け上がりレース2014 大阪大会 ・ＳＴＡＩＲ ＲＡＣＥ 201 ｉｎ ＯＳＡＫＡ |
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| ■ | 〈Fire Academy Series(66)〉 |
| 京都府立消防学校の巻 －各自が責務を自覚し、規律を厳守しつつ団体で行動する協和の精神を育む－ |
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| ■ | 新藤義孝総務大臣の書簡 －消防団のさらなる充実について－ |
| ■ | 第4回階段駆け上がりレース2014大阪大会運営金の一部及び募金97万2,172円を東日本大震災消防殉職者遺児育英会奨学基金（公益財団法人消防育英会）に寄付 日本警察消防スポーツ連盟 |
| 〈時の視点〉暮らしの中で温暖化に備える ～「グローカル」の進め～ |
| ＝ 連 載 ＝ |
| ■予防よもや話⑥ ・読者さんからの質疑に対する回答について② |
| ■特異火災原因事例シリーズ⑲ 蟻が引き起こした電気火災 －北九州消防局－ |
| ■国際消防防災事情(45) 国際消防救助隊ＩＥＲの受検体制について |
| ■考えながら学ぶ違反処理法学 (26) |
| ■〈新連載〉 災害図上訓練ＤＩＧを活用した災害対策あれこれ① |
| ■消防官のための地方自治法入門② |
| ■ブルガリアの消防事情② 黒海沿岸の守り手たち－ブルガス州消防局を訪ねて（その２） 警察官イヴォさんの配慮とコレフ消防署長の心意気 |
| ■今さら聞けない資機材の使い方⑯ 〔第16回〕 ナイロン三つ打ちロープ |
| ■ 気象災害から学ぶ(66) エルニーニョと冷夏 |
| ■ 歯医者さんが教える歯と口腔の健康管理(36) 舌は内臓の鏡です！ |
| ■ 守り人(25) |
| ■ 〈災害史探訪〉(78) 新潟地震から５０年（その２）地盤液状化が招いた災害 |
| ■ 消防・防災雑感 消防庁長官としての体験を中心に⑯ 予防行政を巡る議論と消防法改正 |
| ■ 赤色灯(77) |
| ■ 安全・安心の窓(14) 女子力とリスク |
| ■ 私のページ(78) |
| ■ その気持ち、伝わっている？(８) |
| ■ ファイヤーダイアリー2014 (44) |
| ■ 最近の災害（平成２６（2014）年４月） |
| ■ 日本のこころ能のおはなし(40) |
| ■ 最近の主な通知〈平成26年３月28日～４月28日〉 登載通知＝改正火災予防条例（例）の運用に係る執務資料の送付について（平成26年３月28日 消防予第115号）ほか |
| ■ 昇任試験実力養成講座〈解説つき〉 No.568 さらに充実した問題 ＝共通（消防士長・消防司令補）、消防司令、小論文（消防司令用） ＝ |
| ■〈解説つき〉予防技術検定模擬テストNo.73 －共通、消防用設備等、防火査察、危険物－ |
| ■ 消防防災の動向・Ｆｉｒｅ Ｔｏｐｉｃｓ（全国各地の動き）・新商品紹介コーナー |
