雑誌・近代消防 連載の
考えながら学ぶ違反処理法学
－迷ったときの違反処理ナビＱ＆A－
第16回に寄せられた質問
第16回 平成25年（2013年）９月号〈８月10日発行号〉 掲載分
《Ｑ126》
消防用設備等の「維持義務違反」というのは、違反処理等にも関係がありますが、ここでの維持というのは具体的にどういうことなのでしょうか。
《Ｑ127》
消防法第17条の３の３の規定によって、消防設備士等一定の資格者に点検させ、報告させなければならない義務を負った防火対象物で、当該防火対象物の関係者自身（消防設備士等の資格者ではない）が点検を行って報告してきたようなものは、罰則の適用上「虚偽の報告」をした者と理解してよいのでしょうか。
《Ｑ128》
消防用設備等に係る維持義務違反に関して、法人の場合には消防用設備等の維持費用について支出権限を有する担当者が消防法上の名宛人であるとの考え方があるようにも聞いています。一般的には、法人の担当者を名宛人にする等という考え方はなかったと思うのですが、これに対してどの様に考えるべきでしょうか。
《Ｑ129》
消防に対しても、火災危険がある防火対象物に法令違反があるような場合に違反処理をしないと、行政事件訴訟法上の「義務付け訴訟」が提起される可能性があると思うのですが、この義務付け訴訟というものについて教えてください。
《Ｑ130》
行政処分について、一般的に物の状態に着目したものとして対物処分と、また、人に着目したものとして対人処分という区別がありますが、消防法第５条の２の使用停止命令はどの部類の行政処分に該当するのでしょうか。
《Ｑ131》
消防法の規定に基づき措置命令を出したとします。これに対して関係者から審査請求が申し立てられ、その結果、当該命令を取り消すよう裁決が出されたようなケースで、消防機関としてはその裁決について納得がいかなというような場合、その裁決を取り消す請求をするような手段があるのでしょうか。
《Ｑ132》
最近一部の新聞では、ある地方公共団体がグループホームにスプリンクラー設備の設置を義務付ける条例案を議会に提出するという記事が出ていましたが、この問題は消防法との関係で何か考慮しなければならないことはないのでしょうか。
回答は、
近代消防（2013年）９月号〈８月10日発行号〉に掲載
| 〈カラーグラビア〉 | |
| ■ | 宝塚市役所庁舎放火火災 |
| ■ | にっぽんどまんなか安心安全防災フェア２０１３ |
| ■ | 平成２５年安全功労者内閣総理大臣表彰式／平成２５年度消防関係者総務大臣表彰式 |
| ■ | 第１６回市町村婦人（女性）防火クラブ研修会／2013（第17回）ＪＦＦＷ交流会 |
| ■ | 平成２５年度第1回救急隊員研修会（稲敷地方広域市町村圏消防組合消防本部）／平成25年度集団災害対応訓練（さいたま市消防局）／座間市・相模原市消防と合同の基地全体訓練（在日米陸軍統合消防本部） |
| ■ | 救急ワークステイション運用開始（藤沢市消防局）／ラグーナ蒲郡で水難事故防止安全講習会（蒲郡市消防本部） |
| ■ | 【ファイヤートピックス】 |
| 東京消防庁芝消防署／横浜市消防局／座間市消防本部／西濃ブロック消防長会／豊中市消防本部／有田川町消防本部／三原市消防本部／松山市消防局 | |
| ◆ | 消防庁新人事 長官に大石利雄氏 ／ 東京消防庁新体制 北村総監勇退 第24代総監に大江次長が就任 |
| 《社説・消防評論》 新技術に対応できる消防体制 | |
| ■ | 消防法施行令の一部を改正する政令等の運用について |
| ■ | ｢東日本大震災を踏まえた仮貯蔵・仮取扱い等の安全確保のあり方に係る検討会｣報告書の概要 |
| ■ | 平成２４年度「緊急度判定体形実証検証事業」報告書の公表② 実証検証の概要、今後の課題 |
| ■ | 第65回全国消防長会総会、北九州市で開催 社会の動向や地域住民のニーズを的確に捉えた消防行政を！ |
| ■ | 東日本大震災・福島第一原発での板応と九本ハイパーレスキュー隊創設の背景 －東京消防庁第九消防方面本部 消防救助機動部隊 石井泰弘総括隊長に聞く－ |
| ■ | 消防組織力向上に向けた人材育成～若手職員育成研修始動～ （豊田市消防本部） |
| ■ | 2011年の放火・自殺発生状況と東日本大震災との関係の検討 |
| ■ | 福祉共済の健康増進事業「消防団員健康セミナー」を実施（財団法人日本消防協会） |
| ■ | 全国消防最前線(69) |
| ・防災ヘリ3機体制で広範囲の活動を機体 埼玉県防災航空隊 | |
| ■ | 〈東西南北 消防団訪問レポート(54)〉 救助工作部隊を発足させ、常備消防と両輪となって災害対応にあたる －入間市消防団－ |
| ■ | 〈Fire Academy Series(65)〉 真摯に自己啓発に努め、地域住民から信頼される人材を育成 千葉市消防学校の巻 |
| 〈時の視点〉 洪水の避難は状況に応じて柔軟に ～避難計画は堤防の決壊まで想定して～ |
| ＝ 連 載 ＝ |
| ■〈新連載〉救急活動事例研究③ ・アナフィラキシーが原因として最も疑われるＣＰＡ傷病者が社会復帰に至った症例 －名張市消防本部 ・倉敷プレホスピタル脳卒中スケール（ＫＰＳＳ）を使用した救急搬送事例 －倉敷市消防局 |
| ■特異火災原因事例シリーズ⑨ 海上コンテナー内で発生した燃料用木材チュップの自然発火 －横浜市消防局－ |
| ■国際消防防災事情(35) 国際復興支援プラットフォームの活動と東日本大震災への対応について |
| ■〈連載〉 「市民力」「地域力」とともに広げる救命の輪④ －豊中市消防本部－ |
| ■考えながら学ぶ違反処理法学⑯ |
| ■今さら聞けない資機材の使い方 〔第６回〕高度救助隊における救急救命士の役割 |
| ■ 傷病者とのコミュニケーション 〔第11回〕 口頭指導（蘇生以外） |
| ■ 消防官のための行政訴訟法入門⑫ |
| ■ バオバブ、闘志の木(24) マダガスカル消防防災体制構築を目指した レスキュー隊長の記録 |
| ■ 守り人⑰ |
| ■ 〈災害史探訪〉(69) 関東大震災90年（その３）大津波と山崩れ |
| ■ 気象災害から学ぶ(57) 「特別警報」 |
| ■ 消防・防災雑感 消防庁長官としての体験を中心に⑥ 福島第一原発事故への消防の出動 |
| ■ 歯医者さんが教える歯と口腔の健康管理(27) 誤嚥性肺炎と口腔ケア |
| ■ 赤色灯(69) |
| ■ 安全・安心の窓(4) 危険への接近、その代償 |
| ■ ＦＭ放送局列島めくり(69) |
| ■ 私のページ(70) |
| ■ :その気持ち、伝わってくる？（3） |
| ■ ファイヤーダイアリー2013 (34) |
| ■ 最近の災害（平成２５（2012）年６月） |
| ■ 日本のこころ能のおはなし(31) |
| ■ 最近の主な通知〈平成25年６月10日～６月28日〉 台所等における住警器の設置及び維持の指導要領並びに定温式住宅用防災警報器の設置維持に係るガイドラインについて（平成25年６月26日消防予第257号）ほか |
| ■ 昇任試験実力養成講座〈解説つき〉 No.558 さらに充実した問題 ＝共通（消防士長・消防司令補）、消防司令、小論文（消防司令用） ＝ |
| ■〈解説つき〉予防技術検定模擬テストNo.63 －共通、消防用設備等、防火査察、危険物－ |
| ■ 消防防災の動向・Ｆｉｒｅ Ｔｏｐｉｃｓ（全国各地の動き）・新商品紹介コーナー |
