Twistaneのブログ

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東京理科大学のサークルです。週二回、化学に関連のある内容で勉強会をしています。

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こんばんは。まっちゃんです。

Twistaneで合宿に行ってきました。勉強サーが合宿なんか行って何をしたかって?そりゃまぁ、、、BBQとか、温泉とか、燻製つくったりとか、、、、あそうそう、勉強とか、


キャンプですねこれは。はい。楽しかったです。
大学生が自然豊かなところで仲良く遊んでただけですね。




勉強もしましたよしっかり。僕が講義したのは和音や音律と周波数、さらにはリサジュー曲線の関係についてです。勉強っぽいでしょ。

リサジュー曲線っていうのは、

リサジュー1

リサジュー2

リサジュー3
なんかこういうやつらのことです。美しいでしょ。

ね?勉強してるっぽいでしょ?まぁ今日はこのことについて詳しくは書きませんが。



実験をしました。3日めにしてやっと行った実験について本日報告させていただければと思います。


表面張力の定性的な比較について実験しました。
実験に使ったのは、、、
・水道水
・食塩水
・ボディソープ(LUX)
・せんたくのり(PVA系)

ブログのために写真をとるなんて丁寧なことはしませんでしたが、、、、、ボソボソ

原理はいたって簡単です。この薬品たちを水で薄めて注射器にいれてぽたぽた落としていったんですが、ぶら下がっている液滴は表面張力で針先に貼っついているので 、

ひょう
表面張力が弱いほど支えられる液滴の重さが少なくなってしまうんですよ。

でもね洗剤が溶けているか、食塩が溶けているかで生じる一滴あたりの重さの違いなんて微々たるものでしょ。

ほんの0.00なんとかグラムのお話しでしょ。

ちなみに今回重さをはかるために用いた量りはこれ↓

はかり
たにたのでじたるすけーるです。





いや電子天秤なんてもってないし

それでどうしたかというと、1000滴数えて注射器からコップに落としてその重さを比べたんですよ。
ええ。1000滴数えたんですよ。
スマホがね。スマホに決まってるじゃないですか。このご時世。




ヒマなのかって?ヒマですよ。何てったって3泊4日のキャン...合宿ですからね。
こちらが頑張って数えてるようす。

かぞえあげ
誤差とか多分ハンパないっすよ
なにぶん注射器が百均のやつなんで滑らかじゃないんですよ
10回に一回くらいはびゃーっていっぺんに出るんですよ。


まぁでも頑張って1000滴数えた甲斐もあって、1000滴分の溶液の重さには顕著な差が生じました。
★実験結果
水道水 23g
食塩水  20g
PVA水  19g (せんたくのり)
ボディソ水 11g

どうです、すごいでしょ。界面活性剤のチカラ。これでボディソがいかに泡立ち易いかわかりますよね。

楽しいかって?楽しいですよ。我々はこういうことを実体験して、体感して、自然の摂理を云々※-*/🌞---♪♨.........


ちなみに注射器の針の直径は1mmでした。興味のある人は表面張力を計算してみてね。。。。


とても危ない実験では特にないので良い子はぜひマネをしてみてね

それではおやすみなさい。


 お久しぶりです。最後の更新から半年経ってしまいました。この間も活動はしていたのですが、どうもコンスタントに書き続けるのは難しいですね(笑)

 さて、Twitterをご覧の方はお気づきでしょうが、この半年間様々なことがありました。

 まず、新たに二人の一年生が入部しました。これまで単一の学年だけで運営してきたので大きな転機になりそうです。今後に期待しましょう。

 第二に、今年度は他大の院生の方々が主催する量子化学のゼミに参加させて頂いています。これまでも東京大学の自主ゼミサークル、SCIFUNSさんのゼミに参加したりしてきましたが、研究者から直接お話を伺える機会は貴重ですので、この縁を大切にしていきたいです。

 第三に、タイトルの通りFacebookをはじめました。こんな感じです。

Facebookページ


 ゼミに誘って頂いたのもTwitter経由でしたし、やはりSNSの力は侮れないなということで開設しました。
Twitter以上に濃い関わりができればと思いますのでどうぞよろしく。

 このブログも閲覧者の半分はブックマークから見て下さっているようなので時々更新します(笑)

 Twitter自体は今後もこれまで通り続けていきますのでそちらもよろしくお願いします!

 というわけで、今回は以上です。



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毒理学教室トップ


  前回のサリンについての特集はいかがだったでしょうか?今回は人間が作り出した毒ガスではなく、生物が体内に持っている毒をご紹介します。

  テトロドトキシンはフグの毒として有名で、聞いたことのある人もいるかと思います。フグのほかにも、ヒョウモンダコやハゼやイモリの一種もこの毒を持っています。ただ、これらの生物が自らテトロドトキシンを作っているわけではなく、ある種の細菌が作った毒素を体内に蓄積していることが知られています。1)


 テトロドトキシンがターゲットとするのは、神経細胞や筋細胞です。これらの細胞はその機能のために、状況に応じてナトリウムイオン(以下、
Na+と略します)をはじめとするイオンを出し入れして適切な濃度になるように調整しています。

 どのように調整しているかという点ですが、細胞内と外界を隔てる細胞膜はイオンを通さないため、「イオンチャネル」という特別な”関所”のようなものが細胞膜を貫通するように存在していて、必要に応じてチャネルを開閉しています。上記の
Na+を通すイオンチャネルはNaチャネルと呼ばれています。2)  (図1)

図1




 ところが、テトロドトキシンは低い濃度でも、速やかに細胞の外側からナトリウムチャネルを塞ぐため、Na+が出入りできなくなります。(図2) このため、神経細胞や筋細胞はNa+の濃度が調整できなくなって麻痺し、低血圧や呼吸停止となって死に至ります。人間での致死量はわずか2 mgです。2)




 今のところ目立った臨床への応用は無いようですが、非常に低い濃度のテトロドトキシンで神経を麻痺させることによって、副作用の心配なく痛みを抑制しようという研究もあるようです。

  今回のフグ毒の特集は楽しんでいただけたでしょうか?関東ではそろそろフグの季節ですが、フグを食べるときには毒の作用する仕組みと先人たちの尊い犠牲を噛み締めて味わいたいですね。 それでは次回もお楽しみに!



参考文献

1) 『化学物質の小辞典』 伊藤広・岩村秀・斎藤太郎・渡辺範夫 (岩波ジュニア新書・2000) p.155

 

2)  「フグ毒」-『脳科学辞典』楢原敏夫 -『脳科学辞典』楢原敏夫 




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