以前、トランプ政権に変わってから留学生向けの奨学金の中止が相次いでいるという話を書きましたが、現在はもっと深刻な事態になっていることが分かりました。
なんと、留学生が保持しているF-1ビザを急に取り消して学生を強制帰国させているそうです。
誰がその対象になるのかは憶測が飛んでいるようですが、まずSNSなどでアメリカを誹謗中傷する内容を投稿している人や、何らかの抗議デモなどに参加したことがある人、運転免許を持っている人はスピード違反など交通違反で検挙歴がある人などがその対象になっているようです。
これは、つい最近の出来事でなくても過去にさかのぼって調べられているようです。
政府にとって危険因子を含んでいる人は追い出したいという考えなのかも知れません。
実際に日本人の留学生も対象になっており、アメリカのどの州に住んでいても偏りはありません。
長女が通っている大学でも日本人かは不明ですが、留学生数人がVISAの取り消しを受けています。
インターネットが発達した今、私たちの言動は常に監視されていると言っても過言ではありません。
全く身に覚えがなくても、一度VISAを取り消されたら決められた期日以内に出国しないと罰金や収監されたりして、二度とアメリカに入国できなくなるので、万が一そのような目にあったら一旦は即出国(日本に帰国)するしかなさそうです。
何でも主張して交渉できるのがアメリカの良さですが、国が決めたことに対しては絶対的な強制力があるということです。
また、大学側も大変混乱している状況にあり、むやみにアメリカを出国せず国内に留まるように警告しているようです。
なぜかというと、一旦出国してしまうと、再入国するときにVISAの所持だけでなくいろいろ質問攻めにされて再入国を拒否される恐れがあるからです。
今後、5月から8月にかけて長い夏休みに入りますが、日本に帰国を考えている学生は対策を考えた方が良いかも知れません。
現在UCLAに通っているYuuji’s journeyさんのYouTube動画で現状と今できる対策について詳細に説明されているので、興味がある人はぜひご覧ください。