恐らく70歳くらいになろうかという紳士に声をかけられ
「サラ・ヴォーンって知っとるね?
アメリカのジャズシンガーで、アメリカの美空ひばりたい。
あなたの声は、サラ・ヴォーンに似てるよ。
もっと音響設備のちゃんとしたところで聴きたかね」
と言っていただいた。
(そこは神社奉納なので、ステージは屋外だった)
残念ながら私はジャズを全く知らないので、
会場に来ていた母に聞くと、知っている、と言う。
声が似ているなんて言われたら、調べるしかない。
家に帰って速攻で調べてみた。
Wikipediaによると、
“サラ・ヴォーン(Sarah Vaughan、1924年3月27日 - 1990年4月3日)は、アメリカ合衆国の黒人女性ジャズボーカリスト。
ソプラノからコントラルトまで幅広いレンジに、美しいヴィブラートの掛かった、オペラ歌手にも匹敵する幅広い声域と、豊かな声量を兼ね備え、大胆なフェイクやスキャットを取り入れた歌唱力をも持ち味とした。ジャズ・ボーカル史上ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルドと並ぶ、女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家の一人と言われている。”
ちょ、ちょっと。すごくない?
で、歌声を聴いてみたくてYouTubeへ。
わ!ジャズに全然うとい私でも、聴いたことのある歌!
そして声さえも聴いたことがある!
少しハスキーで湿った声。
力強いのに、力の抜けた透明なヴェールのような歌声。
心地良いな〜。
ってことで、即ジャングル(Amazonのことね)でCDを漁り、
お買い上げ〜。
フラメンコとは圧倒的に歌唱法に違いがあるけど、
それでもあの紳士は、私の歌を聴いて彼女を思い出したんだな〜。
昔、若かった頃、博多駅のジャズバーとかホールとかでよく聴いたんだって。
とっても嬉しかった。
歌ってていいの?って、いつも葛藤があったから、
本当に本当に嬉しくて、忘れられない思い出。
もちろん、その後CDは時々聴いている。
心が落ち着いて、ホッとする。
声が似てるか?の真偽はともかくとして、
私にとって、とても落ち着く声だ。
出会いって、こんなところにもあるんだよね。
あの紳士が声をかけてくれなかったら、
私はジャズのCDに目を向けることなんかなかっただろうから。
声は、歌い手にとって、天に与えられたギフトだ。
発生や歌唱法は訓練で変えられても、
元々持っている声は変えようがない。
「いいものを持っているんだよ」と、言われたということにしておこう。
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