11年目のSONNET・スピンオフ

 

ジュリエットとオフィーリア・後編

 

 

★★★

 

「では、『きらきら星』を」

テリュースの口から出た曲名に、オルガはぷっと吹き出した。

「童謡?いいねぇ~」

自ら恥をかきたいとは奇妙な奴だと鼻で笑う。

他の団員も「最高だぜっ」と、少し大げさなアクションで天を仰いだり、床に倒れたり。

しかしテリュースは気にするそぶりもなく、おもむろに鍵盤に向き合うとまつ毛を伏せた。

「――ジャズ・アレンジで」

つぶやくと同時に、指が覚えている鍵盤をたたき始める。

『即興の練習』という遊びをしていた幼い自分を思い出す。頭に浮かんだイメージを瞬時に指先に伝え、アレンジを加える。

ピアノの先生から、そんな暇があったらモーツァルトの一曲でも練習しなさい、とお小言を言われたっけ。

(・・こんな所で役に立つとは・・)

 

幼稚だったメロディはいつの間にかジャズに変化し、奏者は誰だと数人がエントランスに集まってきたが、期待を裏切るように演奏はあっという間に終わってしまった。

テリュースが弾いたのは『モーツァルトのきらきら星変奏曲』ではなく、宣言通りの童謡だったからだ。

「あなたが聞きたいのは、ピアノじゃなくて、俺の泣き言ですよね?」

「・・く、くそ、、お前何者だよ!」

「――たしか、中部の田舎者」

テリュースは片唇を上げながら椅子から立ち上がった。

イギリス出身の自分に中部のなまりが有るなら、それはキャンディの影響に他ならない。

(・・・自分でも気付いていなかったよ・・

「テリュース、違う、君はイギリス人だ」

追いかけてきたアルフレッドがささやくように言った。

「――え?」

「イングランドだろ?僕もそうだから分かるよ。しかも君はかなり上流―」

「――アルフレッド!」

強い口調のテリュースに、触れてはいけない事だったのかと、アルフレッドはたじろいだ。

「上流――テムズ川の上流に実家がある」

テリュースはどこを見るともなく言うと、肩で風を切るようにパーティ会場へ入っていった。

 

「・・つかみどころのない奴だ」

アルフレッドは思い出していた。

夜のグランドセントラル駅ですすり泣いていた少女のことを。

――僕がシカゴ行きの切符を渡した白衣の天使は、君の恋人だったんだろ?

(今、その子とはどうなっている?・・・まだ、繋がっているのか?)

こんな簡単な質問を呑み込まなくてはいけない程、テリュースの周りには、見えない壁があるように思えた。

 

 


夜空に白い煙がぽわ~と上がるのを眺めていたら「お隣いいかしら?」影が揺れた。

宴が終るのを待ちくたびれているようなテリュースを見つけたのはカレンだ。

「やあ、ヘレナ。姫をもてなすような席はないけど」

「花壇の縁でいいわよ。木の根っこを枕にするよりマシだわ。そう思うでしょ?森の妖精パック」

お互いの役柄で呼び合うのはこの世界の常。

煙草の煙に割り込んでくる香水とワインの香りは、さほど不快ではない。

 

「・・まだマーロウ家にいるの?」

カレンの興味の対象が隣の男ではなくスザナであることに、テリュースは苦笑する。

「あなたを奪ったら、スザナ悔しがるでしょうね。奪っちゃおうかしら」

流行りのフラッパードレスを着ているカレンのシルエットは、シャンデリアの光を背中に受け、どこか挑発的に浮かび上がっている。

「遠慮しておくよ。君の恋人にくし刺しにされたくない」

「あなた、RSCに挑戦したらいいのよ。正々堂々とスザナから逃げられるわ」

「君には俺が囚人に見えるのかい?」

「そうとしか見えないわ。しかも冤罪よ。だってあの事故はあなたには何の過失もない、照明係の落ち度だもの。照明係がスザナの想い人だったら、マーロウ夫人もスザナも、きっとそっちをターゲットにしたはずよ」

アルコールが入っているせいなのか、カレンの言葉はいつにも増して躊躇がなかった。

「前にも言ったはずだ。スザナの傍にいるのは俺の意思だと」

「なら、魔法に掛かったデミトリアスね。パックの仕掛けた魔法で、求愛する相手を間違える男」

「『夏の夜の夢』?」

「あなた、この芝居の続きを考えたことはあって?」

「三組が結婚する大団円の続きかい?」

「ええ。デミトリアスだけは惚れ薬の魔法が解けていないわ。恋していると思い込んだままヘレンと結ばれ劇は終わってる。でも、魔法が解けたら彼はどうなると思う?

「彼は――」

求めていた女が他の男のものになった姿を見ることになる。そして、何故かヘレナが自分の側で大きなお腹をさすっている。あなたの子がもうすぐ生まれるのよ、と頬を染めながら。

一瞬寒気がしたのは、夜風のせいなのか。

「・・・魔法は解けないさ。観客は誰もそんなことは考えない。皆がハッピーになる楽しい喜劇だ」

「魔法はいつか解けるわよ」

「魔法が効いている間に、ヘレンを愛するようになるのさ。誰もがそう思っている。だから誰も何も言わない」

「あなたもそう思ってるの?いつか好きになると――スザナを。・・・それとも、もう惚れた?」

瞬間、目を反らしたテリュースを見て、カレンは”やっぱりね”と言わんばかりに大きく息を吐いた。

「そんなの偽善だわ」

偽善であろうがなかろうが関係ない――という言葉は口にしなかった。

父親と同じ轍を踏んでいる自分。人生にはどうしようもないこともある。

愛のない結婚なんて貴族社会では当たり前。古臭くてナンセンスだと思っていたかつての自分は若かっただけだ。

そんな言い訳を心の中で必死に繰り返している自分は、酷く汚れた人間のように思えてくる。

「――スザナのことは好きだよ」

テリュースは煙草の火を靴で消すと、会場に戻ろうと立ち上がった。

「彼女は――列車を追いかけてきた彼女はどうしたのよ!」

テリュースはハッとしたようにカレンの方に振り返った。

「みんな知ってるわ!髪の長い、金髪の子よ!」

確かにあの時、列車を追いかけてきたキャンディの姿は劇団員に見られていた。

彼女を捨てたの!?」

迫るようなカレンの言葉は、考えないようにしていた雪の日の情景を蘇らせた。

全てを悟ったようなキャンディの揺れる瞳、震える唇、一気に駆け下りる後ろ姿――

「・・・違う、捨てたんじゃない。決めただけだ」

そう、キャンディはとっくに決めていた。

俺が何か言う前に、何も言わない内に、別れることを決めていた。

「・・・雪が降り始めて・・積もる前に、あいつは決めた」

「――あいつ・・?」

カレンは初めてテリュースの本心に触れた気がした。

「な、何故引き止めなかったのよ!そしたら彼女だってきっと」

「・・・何も変わらないさ」

――スザナを見捨てることはできない。

俺は、そう思っただけ。何日もそう思いながらも思考はその先へは進まなかった。

今夜の汽車で帰るとキャンディが言った時、俺が導けなかった『その先』を決めたのだと分かった。

スザナが死のうとしたから――

命の重さを知っている看護婦だから、アンソニーの死を見たキャンディだから、自分の幸せよりスザナの幸せを選んだ。

「・・あいつは、一度決めた事を覆すような奴じゃない・・」

「そんなこと分からないじゃないっ!」

「分かるんだ・・」

・・・愛してるから――

カレンにはそう聞こえた。

普段他人に全く興味を示さないテリュースが、唯一『分かる』という女性。

どれ程の存在だったのか、崩れたロミオの芝居を間近で見ていたカレンには、全てが繋がった。

「あなたたち、、、間違ってるわ!三人ともどうかしてる!!」

カレンが思わずテリュースの腕を掴んだ瞬間、庭先の木々が一瞬光った。

「――何!?」

「――しまった!」

潜んでいた丸い望遠レンズが、ひんやりとした暗闇の向こうに消えた。

 

 

 

 

 

葉脈が青空に透ける季節になった頃、小鳥のように活き活きとしたスザナの声が屋敷に響いた。

「次の演目はハムレットですって!」

「ああ。オーディションを受ける資格を与えられたよ。異例の大出世だろ?」

テリュースは冗談交じりで言うと、「きっとあなたが合格するわ!」と大きな瞳を輝かせた。

「・・プレッシャーだな」

「そうだわ、今夜から一緒に練習しない?オフィーリアのセリフなら、私も手伝えるわ!」

事故以来、芝居から距離を置いていたスザナがそんなことを言うこと自体、大きな進歩だった。

もとより、自分よりはるかにキャリアがある元女優。練習相手として不足はない。

スザナは女優の血が騒ぐように、毎夜稽古に付き合ってくれた。

だから、ハムレット役を掴んだのは、自分一人の力だとは思っていない。

応援してくれた人も、意地が悪い奴も、お節介な助言をくれた同僚も、ただの傍観者も、きっと全てが糧になったに違いない。

心の支えが、その中にいなかっとしても――

 

「おめでとう、テリィ!!ついに主役を勝ち取ったのね」
「ありがとう。君さえよければ、プレビュー公演を観に来ないか?一番良い席を用意するよ」
「・・でも、オフィーリアはカレンでしょ?・・私――」
「君に観てもらいたいんだ」
「・・行くわ。ありがとう、嬉しいわ」

 

・・・きっとキャンディに伝わるだろう。俺が主役のハムレットを演じることは。

直ぐじゃなくても、公演が成功すれば、いずれ――


返り咲いたプリンス テリュースの復帰を支えたスザナの愛! 愛の巣に帰宅する二人
テリュース・好演の陰にスザナの内助の功 既に同棲


「まぁ・・、私何もしていませんのに。テリュース、見てこの記事。ふふ・・」

テリュース・グレアム復活は、スザナ無しでは語れないと云わんばかりの報道だった。雑誌によっては劇評よりそちらの方がメインだったかもしれない。

「君のおかげだよ、スザナ」

そう、それは嘘じゃない。

けれど、記事と自分の口から出る言葉は、いつもどこかピントが合っていないと感じた。

 

 

順調にスケジュールを消化していた秋の公演が中盤に差し掛かった頃だった。

一誌のすっぱ抜きが、稽古場の空気をガラリと変えた。

 

ハムレットで復活のテリュース。オフィーリアのカレンと蜜月!!

 

「・・こんなの嘘だからっ、何もかも嘘っぱちよ!」

苛立ちを隠せないカレンが、雑誌をバシッと床に叩きつけた。

稽古に集まっていた団員たちの目に、その大きな見出しが映った。

秘密の場所で親密そうにしている男女。それはまさしくハムレットとオフィーリアだと団員の誰もが判る写真だった。

「まさか、あの写真がこのタイミングで記事にされるなんて。すぐに載らなかったから変だと思ったの。最も効果的なタイミングを計って出すなんて卑怯だわ!」

なじるようなカレンの声が広い稽古場の壁に次々当たる。

「嘘の記事でも、三角関係はスキャンダルだよな・・せっかく公演は順調なのに、、」

雑誌を拾いながらアルフレットは不安を口にした。

まったくテリュース・グレアムという人物はマスコミに追い回される宿命なのか、と誰もが思った。

「心配いらないわ。私、結婚することにしたから。これでぬれぎぬも晴れるでしょ」

突然のカレンの結婚宣言に周りは目を丸くした。

「どうして急に?」

説明を求めずにいられないテリュースは一歩前に出た。

「結婚はタイミングだと思っているの。求婚されて、断る理由が無いなら、受けるべきだとも。もちろん、この公演は最後までやらせてもらうわ。有終の美を飾るつもりよ」

この記事が恋人の怒りを買ったからだ、という説明などカレンのプライドが許さなかった。

「――芝居をやめるのか?」

テリュースは確認するように訊ねた。

「芝居より大事なものがあるのよ、私には」

カレンの言葉が、当てつけのように感じたのは何故なのか。

 

俺は・・?

一番大事なものは何だ?

芝居なのか?それとも・・・

 

 

 

 

「せっかく公演の延長が決まったのに、カレンは降りるの?・・引退して結婚するって本当?」
「本当だよ。クリスマスにフロリダで挙式するらしい」

瞬間、スザナは自分の唇を噛んだことにも気付かずに、マーロウ夫人が乗り移ったかのように言った。

「あんな記事が出たんですもの。劇団に居辛くなって当然だわ」

「カレンとは芝居の話をしていただけだ」

プライベートな話に及んだのはわずかな時間だけ。以来、その手の話は一切していない。

「あんな時間に二人だけで!?」

スザナにはテリュースを問い詰める当然の権利があるかのような口調だった。

「スザナ。ゴシップ誌が嘘ばかり書いているのは知っているだろ?」

「た、たまには本当の事も書いてるじゃないっ」

テリュースはそれがどの記事なのか考えたくなかったし、重苦しい空気を変えたくもあった。

「・・・何かお祝いを渡すかい?」
「――あなたが渡したらいいわ。私は友達でも同僚でもないから。
あ、そうだわ、クリスマスに何が欲しい?」

スザナも話題を変えたかったのだろう。思い出したように言うと、テリュースの顔を覗きこんだ。

「いや、俺は・・別に――」

途端に眉を下げたスザナを見て、テリュースはハッとした。

きっとスザナには欲しいものがあるのだ。

「君は?」

「――指輪。誕生石の」

スザナはとっくに答えを決めていたようだった。特別なリクエストをされた気がして、テリュースの心はざわついた。

「指輪は・・・今の俺の給料じゃ、大したものは買えないよ」

「あ・・・でも、他に欲しい物も無いの」

「――今は無理だけど、覚えておくよ

スザナの顔がパァーと明るくなった。

「あら、もうこんな時間。寝室に連れて行ってくださる?」

両手を伸ばすスザナをいつものように抱上げ、注意深く階段を上る。

寝室のドアを開けようと片手を出した時、スザナの両腕がテリュースの首に回り、視界が途切れた。

「・・・ん・・」

それがスザナの欲しいものなら、テリュースは拒めない。

キスが上手い男か下手な男。どちらを演じようかと迷っている内にスザナの唇が離れた。

「はしたなかったかしら?」

「――お休みのキスにしては、少しタイミングが早かった」

 

「・・・指輪、誕生日に欲しいな・・」

廊下に出た時、ドアの隙間から独り言のようなスザナの声が聞えた。

 

 

 

 

秋の公演が千秋楽を迎えたその夜、両手いっぱいに花束を貰ったカレンは、団員一人ひとりに挨拶して回った。

「テリュース。入ってもいいかしら?」

カレンが来ることが分っていたテリュースは迎えるように楽屋のドアを開けると、意外にも身軽な装いのカレンが立っていた。全てを片付けた後なのか、大きなトランクケースを引きずりながらつかつかと楽屋の奥まで進み、くるっと向きを変えた。

「結婚式には来てくださる?」

「あいにくだけど――」

「スザナが行くなって言ったのね?あなた、囚人じゃなくて奴隷じゃない」

独善的なカレンの言葉も今日で最後、などと感傷に浸っている暇を与えてくれそうにない。

「間違えたわ、奴隷じゃなくて魔法が解けないデミトリアスだったわね。そんなあなたは、どんなクリスマスプレゼントをスザナにねだられたのかしら?」

「――」

「ひょっとしてエンゲージリング?あの子、私への対抗心が凄いから」

「いや、ただの誕生石の指輪を。でもそれは」

「それ、エンゲージリングって言うのよ!だってスザナの誕生日は4月、ダイヤだもの!全てスザナの計算なのよっ」

カレンの鋭さにハッとする。

「贈ったら、一年以内に結婚することになるのよ!?」

「・・・求婚されて、断る理由がないなら受けるべき。後はタイミング。君が言った言葉だ」

達観したようなテリュースを前に、カレンは言おうと決めていたセリフを口にした。

スザナは罰を受けるわ。それがこの世の理(ことわり)

「――女優の夢も片足も失ったスザナが・・・罰を受ける理由はない」

「スザナが汚いからよ!あなたを解放しないから!そんなカップル、神様がお認めになるわけがないわ!」

「・・・なら、俺も汚れてる。同類だよ」

「違う、あなたは純粋だわ。だから純粋な子に惹かれるのよ!転ぶまで汽車を追いかけてきたあの子のような、バカが付くぐらいお人よしの子にね!・・・間違ってもスザナじゃないわ

カレンの瞳は黒水晶のように未来を見渡せる――そんな輝きを放っていた。

「愛は目ではなく、心で見るものでしょ」

「・・・この期に及んでヘレナのセリフかい?オフィーリア」

「ええ、言いたいことはそれだけよ」

カレンはエンゲージリングが輝く左手にキスをしながら、「お幸せに!魔法が解けないデミトリアス!」と芝居じみた動作で片腕を広げ、楽屋から出ていった。

 

「――いっそ、魔法に掛かっていれば・・」

テリュースは寂し気に微笑しながら、窓から見える大通りに目をやった。

頼りない路地の灯りが、角の宝石店を照らしている。

(・・・せめて、あの店で買うのはやめよう・・)

三年前にあの店で買った緑色の指輪が脳裏に浮かぶ。

エメラルド――それが、キャンディの誕生石だと分かった瞬間、無性に手に入れたくなった。

・・それなのに、今は何だ?

四月の誕生石はダイヤと知って、気持ちが重くなっている。

 

――全てスザナの計算なのよ!

 

カレンの言葉がこだまする。

たとえ計算だとしても、受け入れるしかない。それが俺の選んだ道なのだから・・・

 

 

「わあ、、キレイ。はめてくださらない?左手の薬指に」

「それじゃ、エンゲージリングになっちまう。これは――」

「だめ・・?」

「・・・いいよ、それなら、もっと大きなダイヤにすればよかったな・・」

全てカレンの予想通り。

 

「誕生日にプロポーズしてくれるなんて、あなたってロマンティストだったのね」

 

そうか、これはプロポーズなのか・・。

 

――テリィ、スザナを大切にしてあげてね。

 

それがキャンディの願い――

 

これでいいんだよな・・?キャンディ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・どうしたの、テリィ」

「――キャンディ?」

「もう朝よ」

「あ、ああ・・そうか」

(――夢・・)

前髪をかき上げるしぐさを確認したキャンディは、大きなため息を密かにつくと、わざとらしく笑った。

「メリークリスマス!テリィ」

キャンディはテリィに抱きつくと「プレゼントちょ~だい」とおねだりをした。

「昨日渡しただろ。ケチャップ色のマフラー」

「もう、分かってないわね」

キャンディはテリィに抱きつくと、十年分のキスをプレゼントした。

「息が出来ないよ、キャンディ、、」

クスクス笑うテリィに笑顔が戻った。

 

テリィの瞼の隅にあった一粒の涙。

その意味をキャンディが知るのは、もう少し先。

 

 

 

ジュリエットとオフィーリア

 


 

。。。。。。。。。。。。

ワンポイントアドバイス

 

テリィが弾いたのはこちら

 

ラストのやり取りは「スピンオフ・スコットランドの冬休み」の翌朝になっています。

本編6章の前です。

 

 

どうやら皆さん、急にこの話が読みたくなるようです(笑)↓

宜しければどうぞ。

 

 

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