2018年11月号バンコクマダムコラムの記事を掲載しています
こんにちは。バンコクでは、優雅なひとときを堪能できる高級ホテルや気軽に味わえるカフェまで、様々な場所でアフタヌーンティーが催されていますよね。
今回は今月の特集でもあるアフタヌーンティーについて、CA時代のエピソードを交えつつお話しさせていただきます。
・アフタヌーンティーのマナーについて
アフタヌーンティーの特徴でもある三段のティースタンド。基本的には下からサンドイッチ→スコーン→スイーツの順番に食べていくことがルールだと言われています。
お皿の中で順番に迷ってしまったら、味が薄いものから食べるようにすると、より料理そのものの味を感じながら食べることができますよ。
ですが、一番のマナーはその場を楽しむこと♪あたたかいスコーンが出てきたら冷めないうちにいただいたり、好きなものをちょこちょこつまんだり。ゆったりと寛ぎのティータイムを楽しんでくださいね。
・本場イギリスでのアフタヌーンティーとは
CAとしてフライトしていた頃、1707年創業と老舗で王室御用達の百貨店であり、特に紅茶が有名な「フォートナム&メイソン」のアフタヌーンティーに伺ったことがあります。
そこでは英国式の伝統的なアフタヌーンティーをいただけるのですが、私たちの隣には、スーツを着た英国紳士がビジネスミーティングをしながらアフタヌーンティーを楽しんでいる姿が。日本では見かけない光景で、アフタヌーンティーの文化が日常に溶け込んでいると感じられた印象的なシーンでした。
アフタヌーンティー発祥の地イギリスでの素敵な思い出のひとつです。
・アフタヌーンティーの歴史について
色々と諸説はありますが、1840年代の公爵夫人アンナ・マリアによって始められたと言われています。
当時の夕食は、オペラ鑑賞や観劇などの後の夜遅い時間に取ることになっており、昼食からの間の空腹はかなりなものに。そこで、午後のひとときに軽食やお菓子を頂きながらお茶を飲み空腹を満たすことを始め、やがて貴婦人同士の社交の場となっていきました。
その後上流階級のたしなみとなり、貴族たちはこぞって洒落たティーセットを揃えお茶の時間を演出していたとか。
そんな歴史のあるアフタヌーンティー、せっかくなので少しドレスアップして臨んでみてはいかがでしょうか。優雅な淑女気分で楽しんで下さいね♡
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