今年の反響の多かった記事を編集してお届けさせて下さい。
昨日、某テレビ局のスッタフさんがワザワザ営業終了後のお店にきて下さり、
カメラテストをしながら、店内で私たちのオーディションをして下さいました。
いろいろとお話をさせて頂きながらもディレクターさんは
だた双子で経営する飲食店をネタにしても面白くはないので
(私もそう思います)
しきりにずらし、私達で笑いをいかにとれるかを
脳手術をしているスーパードクターのように考えているようでしたね。
(一流の素人さんを集めるなんとかドラフト会議という番組でした)
結果はまだ分かりませんが、
私たちの地味な魅力はテレビでは伝わりにくいような気がします 笑
今年の初めに書いた、お笑いにうるさいお客様を唸らせた記事をご覧あれ!
私は料理を作ることで常に、『ずらす』ことをいつも念頭に置いています。
少しわかりにくいので、『お笑い』に例えるとこうなります。
お客様が外に出ようとしたら、雨が降っていたので傘を貸してあげます。
こちらは、ごくごく普通のやり取りになります。
そこで『ずらし』が入るとこうなります。
★傘ではなく、『シャンプー』を貸してあげる。
この雨で、傘ではなく『シャンプー』を貸してあげることにより、
この雨で『シャンプーでもしたらっ♪』ということで、笑いを生み印象にも残るでしょう。
(ユーモアの通じる人は『この雨でシャンプーかぃ!』と突っ込みもくれますね♪)
★少し、高度になると『シャンプー』ではなく『シャンプー&リンス』を貸してあげる。
『シャンプ-だけでも親切なのに、この人はリンスのことまで考えてくれている!』となり、
より印象に残りますね(笑)
もう一つ、例をあげると、雨が降ってきたところに、傘でもシャンプーでもシャンプ&リンスでもなく、
『ワンピースの8巻』を渡してあげる・・・・・・これは全く意味が分からいですが、なんとなく笑ってしまいますね(笑)
これはお笑いで言うと、なんだかわからないけど、つい笑ってしまうといった『シュール』と
いうジャンルに当てはまります・・・・・・が・・・・・・・ほとんどの方が『??』なために
飲食でやることはかなりのリスクを背負うことになりかなません。
私の中での飲食的『ずらし』はこうなります。
師匠から教わったレシピをランチタイムなどで、そのままお客様に提供する。
これでは、もともとご家庭の主婦でも簡単に作れてしまう、美味しいレシピを
ランチタイムで表現しても、お客様の中では普通に美味しいとなることでしょう。
(レシピがあれば家でも作れますしね)
きっと、何のひねりもなく、ずらさずに作っても師匠も喜ばないでしょう。
そこで、私は常に師匠のレシピに敬意をはらいながら、自分なりに
『ずらす』ことを心がけます。決してシュールにならないように。
例えば、『肉じゃが』だとしたら、そこにイタリア風にソテーしたズッキー二を
『絹さやの』代わりに添えたり、
肉じゃがをあえて細かく切って、パスタのソースにして相性の良いチーズを
添えたりと・・・・・
美味しくずらすことを心がけております。
今の時代、『バーニャカウダ』はどこのお店でも、人気メニューのようですが、
うちの場合は、アンチョビ・にんにく・オリーブ油だけではなく、
白みそを加えクリームベースにずらしたことで口コミにもなり『大人気メニュー』なりました。
だから、私は常に一つのことをやる前に、今一度これでいいのか?と自分に問いかけ
『ずらす』ことを心掛けております。
この『ずらし』は、日常会話でも使えますよ♪
例えば・・・・『この部屋汚いよ!』という前に、これでいいのかと考え直し、
『この部屋・・・・高校の頃のサッカー部の部室くらい汚い(笑)』とずらすと、
笑えませんか?
さぁ~~みんなでズラシましょう!!
ユウゾウ※料理人は2回読んでください。