どうも、料理芸人のクック井上。です!

約2週間、東京(妹宅)に滞在したオカンが神戸に帰りました。

今回の大収穫は、今までいくつも病院を変えたのに判明しなかった、オカンの足の痛みや違和感の原因に辿り着いた事!(むずむず脚症候群)
 
〝いくつ行っても無理やから新しい病院行きたくないねん〟
 
と諦めかけていたオカンと丁寧に何時間もかけて話し…
 
〝これは整形外科ではなく、神経じゃない?〟
 
と推理し、奥さんの知人の方に心当たりのある評判の良い脳神経内科を紹介してもらった。
そして実際にその脳神経内科にかかった結果、本当の原因に近づく事に成功!
そこで今までと違うアプローチの治療を試し、足の痛みや違和感がかなり和らいでいるようです。
 
今までの複数の病院では、不調の原因をオカンが思い込んだ“あの時のあれ”と断言して説明するので、本当の原因に辿り着かなかった。
 
年齢がいくと体中にありとあらゆる不調があるので、痛みや辛さや違和感の原因は一つではなく複合的に関わっている事が多く、オカンは病院の先生に本当の症状や原因に繋がるヒントを伝えられなかったんだと思います。
 
ただ今回…

“長年苦しんでいるんだから必ず原因はあるはず”

という信念のもと、我が奥さんと我が妹と共に、ゆっくり丁寧に何時間もかけて話を聞いているうちに、今までこんがらがっていたものを解す作業ができました。
それはイコール、オカンの気持ちを解す作業でした。
 
これはもしかしたら病院の先生では難しく、家族だからこそできたのかもしれません。
 
本来なら、今までの病院の先生方には、患者(オカン)の話す事の更に向こう側や、言葉にならない本当の何かにもっと寄り添って欲しかったですが、実際には難しかったようで…
 
〝原因不明ですね〟
〝年齢的なものですね〟
〝痛み止め出しときます〟
 
で終わっていて全く快方に向かわなかったので、余計にオカンの気持ちが閉じてしまっていたようです。
 
同時に、ずっと耳も難聴気味で、最近は自分の声も聴きづらいと言い出していたオカン。
補聴器を使用する事には二の足を踏んでいたのですが、それも今回励まし、耳鼻科で試した結果〝いいかも!使ってみよう〟と前向きな気持ちになったようで、今週か来週には補聴器を本格的に使用開始する方向です。(関連会社に勤めている高校時代の友人がいて相談できたこともラッキー!)

『病は気から』
 
と言いますがまさに!一つ光が見えたら、更に光が差して、どんどん気持ちが晴れたようでした。

そうして不調を治す事、付き合っていく事に前向きになったオカンが滞在最終日に…
 
〝あんたのお好み焼きが食べたいわ。お店より美味しいやつ〟
 
というので鉄板焼きパーティー開催。

豚玉に牡蠣.タコ.すじコンをトッピングして盛り上がりました。



この滞在期間に、オカンのリクエストに応えて、昔ながらの普通のカレー、普通の牛丼など、“昔ながらの普通のお料理シリーズ”を作ったら大喜び。

“1.2か月に1回くらい、大量に作って送ってー♡”
 
という事になり、昔はオカンが僕に何かお料理を作ってクール便で送られてきてたのが、今度は逆に僕が作ってオカンに送ることになりそうです。

足も耳が良くなくても、頭と口は同年代の方の何倍も元気なオカン。
これで足も耳も今より好調になれば、スーパーサイヤ人並の戦闘力になって更に僕への要求が増えそうで怖いですが^_^;
 
オカンまだまだ元気で宜しく!!

追伸:今回の事で、お仕事をしながら介護生活を送られている方や、ご家族との病や怪我に寄り添いながら生活されてる方の日常に触れた気がしました。また、ご高齢で病や怪我を患っている方の諦めの気持ちなども、少しだけ理解できた気がします。



料理芸人クック井上。監修
レモニオンソース