今日、2016.1.29

思い出のお店が閉店する。


四ツ谷『tête-à-tête(テート・ア・テート)』(フレンチ)
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フレンチだけど、気取ってなくて、アットホームで、それでいて最高に美味で。
なにしろ、フレンチのコースで3150円という。


奥さんと付き合い出した10数年前、今とは比べものにならないくらいお金がなくて、一緒にフレンチなんて夢のまた夢だと思ってましたが、ひょんな事からこのお店を知り、記念日やXmasにここなら財布を気にせず連れてくる事ができました。


喧嘩して仲直りしたい時なんかにもここの料理と雰囲気に危機を救って貰ったり。


芸人仲間から…
『好きな子の誕生日にご飯行きたいんだけど、お洒落で安いとこ知らない?』
など相談されたら、迷わずここを教えたりして、勝手に宣伝部長&ぐるなび的〝いのなび〟するくらいでした。


本当に美味しくて安くて、めちゃめちゃ素敵なお店なのに、閉店するという。

思い出のお店なのに、大人気店なのに・・・
残念すぎる。


そこで…

〝閉店しちゃうのかー、残念だなぁ〟

と思い出に浸るだけでは余りに勿体無く!!
直接シェフにお会いして、今までの感謝を伝えたくて、昨日まだ準備中のお店にお伺いしました。


僕『準備中にすいません。明日、閉店されると噂で聞きまして、今日たまたま仕事で近くを通りかかり、名残惜しくて立ち寄りました。』

シェフ『わざわざ有難うございますー!急に決まりまして、お客さんを裏切る形になってしまいすいませんでしたm(_ _)m』

僕『いやいや、色々ご事情おありでしょうから…。何度か来させて頂いてまして、勝手にですが思い出深いお店だったので、めっちゃ残念です。奥さんは今まだ子どもが小さいので来られなかったんですが、一緒に何度も来たので残念がってました…』

そうお伝えすると…

シェフ『私もいつもお子さんがいらっしゃるお客様をお断りするたびに、お客様を大事にするってなんなんだろうと自問自答してきました。次お店オープンしたら、お子さんも楽しめるような、ファミリーに愛して頂けるようなお店にして、人生のフィニッシュにしたいと思っています。』

僕『お店オープンしたら絶対教えてください!家族で来ますから!』




今まで食事をしている時は、カウンターの向こう側で忙しなく料理を作って盛り付けるシェフを見ているばかりで、帰り際に…

『ご馳走様でした』
『有難うございました』

というごくシンプルな会話以外交わしたことがなかったのに、なんというか、たった5分くらいの会話で、とても心と心が通った気がしました。


僕は小さい時に、両親とファミレスに行った記憶がなく、ビターなシチューを出す老舗洋食屋やスズメが出てくる焼鳥屋、当時珍しかったイタリアン専門店など、大人の舌が納得させるお店ばかり連れてってもらってました。

そういうお店で知った、美味しい・雰囲気。


僕も両親みたく、大人の舌が納得するようなお店に我が子を連れていってあげたいけど、いざ子どもを持つと周りのお客さんにも気を遣う気持ちもあり、結果、ファミレスという選択になりがちでした。

だけど、テート・ア・テートのシェフが次に目指されているような、本格的な料理を出しながらも子どもを受け入れてくれるようなお店が増えたら、親にとっても子にとっても、そんな嬉しい事はありません。


以前、上北沢『イル ソーレ(il sole)』(イタリアン)っていうお店に行った事があって

ここは親子カフェなので、遊び場がかなりの規模で、子どもが勝手にテンションMAXで遊んでくれるので
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こんなステーキや
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こんなパスタを
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子連れながら、親もゆったり味わえるんです。

いや、ここまで設備が完璧でなくとも、一駅に2.3店舗、『tête-à-tête(テート・ア・テート)』のシェフが目指されているような〝子連れOK〟というコンセプトをもって、それをアピールしてくれるイタリアンやフレンチのお店ができるだけで、子どもの泣き声に寛容な雰囲気が世の中にたくさん生まれるんじゃないかなって思います。


次、シェフにお会いするときはは我が子を連れてかなぁ。


新店舗オープンの情報が入りましたら、また勝手に宣伝部長&ぐるなび的〝いのなび〟したいと思います♪( ´▽`)



ちなみに、いま『tête-à-tête(テート・ア・テート)ってどんな意味なのかなって調べてみたら…


【副詞】 二人 だけの [で], 差し向かいの [で], 内密の [に].

【名詞】【可算名詞】

1対談 ないしょ 打ち .


って意味らしいです。

そうなんや、今までは大人が落ち着いてひと時を過ごすお店を目指されてたんや。
だとしたら、めっちゃその名の通りのお店でした!!


うわー、もう、たまらん!!


大人が安価で落ち着いたひと時を楽しめるフレンチ『tête-à-tête(テート・ア・テート)』を作ったシェフ、最高に素敵!
そして次に、大人も子どもも楽しめる本格的かつカジュアルなお店を目指すシェフ、これまた最高に素敵!


そんなシェフに出会えたのは幸せです!
そして…

『次お店オープンしたら、お子さんも楽しめるような、ファミリーに愛して頂けるようなお店にして人生のフィニッシュにしたいと思っています。

って言葉、覚悟、なんかズシーンときました。


四ツ谷『tête-à-tête(テート・ア・テート)』、永遠なれーーーーーーー!








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