息子くんが何気なく言った言葉。
息子くんには、発達障害(軽度の知的障害・自閉症スペクトラム)があります。
現実的な話、将来的に結婚が出来る可能性が低いと、思っています。
が、
まだまだ、そういう現実的な話は息子くんにはしたくない。
というか、
素朴な質問に現実的に答えるのもな、と、思ったので。
「さぁ。誰だろうね。
良い人が見つかると良いね。」
と、だけ伝えておきました。
「僕よりも、歳が上の人と結婚しようかな。」
「そうなん?
何で?
あ、分かった。色々、お世話して貰いたいんやろ?」
「へへへ…」
そりゃぁね、息子くんを受け入れてくれて一緒になってくれる人が現れたら嬉しいけどねー。
息子くんが健常児だったら、笑顔でこの会話が出来たんかな。
軽度の、といっても、決して軽くはない知的障害があっての結婚は、誰かの支援があったとしても成立しづらいんだろうな…。て、思います。
息子くんは、
どこまで成長できるのだろう。
どんな大人になるのだろう。
ちょっと前まで
自閉症や知的障害が治る薬があっても、息子くんには飲ませない、て、思っていたけれど。
私たち親がいなくなったら、やっぱり飲んで欲しいかもしれない。
息子くんが現実を知ったら、
『アルジャーノンに花束を』に、出てきた主人公みたいに複雑な気持ちを抱えてしまうのかな。
障害あり、特性ありの息子くんが、息子くん。
それ以上でも、それ以下でもない。
それでも、
私たち親がいなくなった時のことを考えたら、やっぱり健常者の方が、生きやすい気がするんですよね。