息子くん、お年頃なのか

成長への背伸びをしてみたり、甘えたり…を、繰り返ししている。


学校内や通学路ではもう、よっぽどのことがない限り、甘えて来ることはなくなった。

帰宅通学路では、離れて歩きたがる。



ついつい、息子くんが傷つかないよう先回りして、予防しようとしてしまうんだけど。

どうやら、

そういう私の助言には、もう、耳を貸さないらしい。


本当は、息子くんを止めるために言いたい言葉がある。

だけどそれは、

私の勝手な先入観に満ちたもので、非難されてもおかしくはない言葉。

また、

息子くんに、「避けらているんじゃない?」等のような言葉も、言える訳がない。

結局、

交流級に行くことに関しては、息子くん任せになってしまうのが現状だ。


結局、私にはどうすることも出来ない。

無力だ。


クラスメイトたちが息子くんと、敢えて関わろうとしない、避けている、てことは、運動会の見学席で見えた事実だし、それに下校時の通学路でも感じた事実である。

が、

息子くん自身が、周りの言動を理解し、不満を訴えない限り、私はどうすることも出来ない。

よっぽどのことなら、私も言えるのだけれど。されているのは、微妙なラインばかり。


私は、息子くんのことをかなり気にかけているように、今、書いてはいるけれど。

私は息子くんを守りたいから。では、ないんだと思う。

息子くんを通して、間接的に私自身が傷つくのを恐れているだけ。


息子くんの為ではく自分の保身の為なんだ。


息子くんが抱える障害も、家庭外で起こるトラブルも、

私自身が責められるのが。

奇異な目で見られるのが。

嫌われてしまうのが。

怖いだけ。


結局私は、自分のことばかり。


息子くんを取り込んで、今までずっと我が身を守ってきんだろう。


だけど、

息子くんは息子くんで歩き始めてしまい、防げなくなってしまった。

息子くんなりの親離れが起き始めている。

私の助言は届かないのだから。

だから、焦っているのかもしれない。


もう、

息子くんが傷つくのを受け止めるしかない。

そして、

息子くんが傷ついて戻ってきた時に、一緒に泣くしかない。


覚悟を決めろ。

しっかりしなきゃ。


どうやったら寛大な、肝っ玉母ちゃんに、なれるんだろ。


強くなりたい。