その子(A君)との出会いは、息子くんが3歳の時。

利用していた児発が一緒で、息子くんより一つ上の子。

そして、

他児に興味を持ちにくかった息子くんが、興味を示し、大好きだったお友達。

仕草や声までフルで模倣してた程。


この子がいたから息子くんは、沢山の刺激を受け、成長が出来たと思う。

息子くんが指差しをするようになったのも、このA君のおかげ。

 


A君が幼稚園に行く。という話を聞いて、

息子くんも幼稚園へ行かせてみたい、と思った。

何より、同じ境遇の仲間の先輩が居ることは、心強かった。


幼稚園に行く事で、児発では伸びなかった部分が伸び、沢山の経験もさせてもらえた。

精神的にはしんどかったけど。



久々にA君ママさんと話す機会があり、

A君、知らない間に知的が外れていたことが判明。

恐らく小学校に入学してからだ。



すごいなぁ…。


良いなぁ…


憧れちゃうな…


息子くんよりDQ値は10くらい上だとは知ってた。

けど、まさかね…。



この先の進路の話になって、勉強の話、高校受験の話。

「勉強が難しいなら、土木業とかしか就けないよね。」て、A君のママさん。 


ん?

障害者枠は、考えてない?

この発言を聞いて「知的外れたん?」てな、話になったのだ。



一般枠での就職は、学力やらも必要になる。

現在5年生のA君、学年相応の学習が難しいみたいで、1学年下の学習をしているようだ。


この先、どうするんだろね。

レベルが高い高等支援学校は、小4〜5年レベルの学習能力で大丈夫だけど。

知的がある子しか、行けないハズ…。



知的が外れるのは良いことだし、羨ましいけど。

外れたとはいえ、境界地でも下の方だとしんどいよね。

(A君の数値は分からないのだけど。)

それでも、

知的が外れたら高等支援学校は無理だろうし。

一般的な高校は支援級がない為に、今みたいな支援は得られないだろう。


なんだか複雑だなぁ…。


ちょっとだけ数値が高かったり、もしくは低かったりで、大きく環境や支援が変わってくる。


人生が左右される。



知的が外れたからと言って、手放しで喜べないのか…。